家具を購入する際、1つ気になる言葉を発見することがあります。
それがジェネリック家具というものです。
ジェネリック医薬品というのはよく耳にするけれど、家具って、一体どういうことなのか気になりますよね。
そこで、そんなジェネリック家具の意味やデメリット、メリットと言える面を調べてみました。
ジェネリック家具の意味とは？
まずはジェネリック家具というのが何を意味しているのか、というのが気になる点ですね。
やはりこれはジェネリック医薬品と意味合いは同じであり、意匠権の期限切れになった家具を言います。
つまり、元々は有名なデザイナーが作成した高級なデザイナーズ家具というわけです。
そんな高級な家具を、正規のメーカー以外のところから復刻発売した場合に、これをジェネリック家具と言います。
特許が切れた薬であるジェネリック医薬品にちなんだ呼び方で、他にもリプロダクト家具という呼び方もあります。
では具体的に意匠権というのはどういったものなのでしょうか？
これは、意匠登録というものが行われたデザイナーズ家具に関しては、発表後20年間は他社が似たものを製作して販売することが法律で禁じられてるというものです。 それから、もし意匠登録は行っていなかったとしても、3年間は同じものが製造販売できないことになっています。
つまり、この「登録していたら20年」「登録していなくても3年」の期限を過ぎて、法律上、問題無くなってから同じ物が作られた場合、これをジェネリック家具と言うわけです。 ブランド物を違法に真似たコピー品ではなく、合法的に作られるものですので、安心感がありますね。
ジェネリック家具のデメリット
いくら合法的とは言っても、意匠が考案してから長い間真似することができなかったデザイナーズ家具を、意匠権が切れるまで待ってから真似るジェネリック家具はデメリットがあるのではないか、と感じる方もいらっしゃるでしょう。
まずデメリットとして挙げられるのが、メーカーごとに品質に差が出てくるため、粗悪品を掴みかねないという点です。
意匠権を得て販売されている正規品に関しては、素材や製造方法など様々な部分にこだわっていますが、これを真似て他社メーカーが作るジェネリック家具の場合には、必ずしも一定品質のものが買えるとは限らないのです。
つまり、全く同じような見た目に感じられたとしても、素材や造りが良くないこともあり、その場合、せっかく購入してもすぐに、壊れてしまう恐れもあるというわけですね。 1社がこだわりを持って作っていた家具が、複数のメーカーで製造販売されることになるわけですから、品質面で劣るものが登場してくるのも、ある意味では当然です。
そんな粗悪品を掴む危険性が特に高いのが、通販です。
ジェネリック家具を購入する際には、できるだけ店舗に出向いて、造りや触り心地など、よく見て触れて確かめたうえで購入することが大切ですね。
また、保証の有無などもメーカーにより違ってきますので、できるだけ保証がしっかりしたメーカーのものをセレクトしましょう。
ジェネリック家具はデメリットと言える点も無いわけではありません。
このデメリットに関しては、選び方に気を付けることで解決できるものなので、賢く活用しましょう。
ジェネリック家具の意味☆デメリットを超えるメリット
ジェネリック家具のデメリットを知ってしまうと、購入するのが不安になるかもしれません。
ですが、このジェネリック家具は最近、雑誌などでもよく取り上げられるほど、注目度の高いものとなっています。
では、どうしてこのように注目されているのか・・・
その理由は、デメリットを超える大きなメリットがあるからだと言えます。
ジェネリック家具の意味でもある大きなメリットが、価格がリーズナブルということです。
意匠権のある家具はどうしても、デザイナーズ家具として高額になってしまいがちですよね。
これでは手が出せないと感じる方も多いものです。
ですが、それが権利が切れて一気にリーズナブルになるので、一般庶民にも広く出回るようになるわけです。
つまり、せっかくデザインにも機能性にも優れた家具なのに高級過ぎて広まらなかったものが、権利が切れたことで誰もが気軽に使える存在になるというわけですね。 これこそが、このジェネリック家具の注目度が高まっている理由です。
オシャレなデザイナーズ家具に囲まれた生活をしてみたいけれど、高級品で揃えるほどの余裕はない、という方はぜひ、そんな魅力的なジェネリック家具を活用してみると良いでしょう。
まとめ
ジェネリック家具の意味やデメリットと、それを超えるメリットを知ると、さっそくチェックして、買いに行きたくなってしまいますね！ デザインも機能もそのままに、価格がリーズナブルになったジェネリック家具。
賢いお買い物が大好きな方からすると、これはもう、見逃せない品だと言えるでしょう。
