雨があがって外を見たら綺麗な虹がかかっていたのを見ると、何だか嬉しい気持ちになりますよね。
でもその時に見える虹というのは濃さも長さもバラバラの時があります。
では虹はどのような仕組みでできてくるのか?
そして何故虹は半円の形になるのか?などを今回はご紹介していきたいと思います。
何気なく見てきた虹ですが、仕組みを知っている人は少ないと思います。
ぜひ虹のことを知ってみてはいかがでしょうか?
虹ができる仕組みとはどういうものなのか?
ではまず虹ができる仕組みについてご紹介していきます。
よく子供の頃に遠くに虹を見つけた時、虹の端はどこだろうと思ったことはありませんか?
実は虹というのは私たちの想像以上に遠い位置にできているのです。
なので端を見つけるというのはできません。
虹というのは太陽の光から形成されています。
でも太陽の光に色があるイメージはありませんよね?
では何故太陽の光で虹が形成されていくのでしょうか?
実は太陽の光というのは緑と赤と青の3色が混ざって透明のように光って見えるのです。
その3色の中のどれかの光が屈折しているので、私たちの目に届かずに色々な色に変わって見えるのが虹の仕組みとなっています。
また雨が上がった時にも虹がよく見えますよね?
それは太陽の光は水滴の中で曲がって私たちの目に届いていきます。
それは水滴の大きさによって色も変わってくるのです。
屈折して進んだ方向が違っている状態で私たちの目に届いてくるので、様々な色が見えて虹として見ることができるのです。
光の屈折によって虹が形成されて私たちの目に映ります。
そう考えると綺麗な虹が見えるというのは本当に貴重なものなのです。
虹が見れるのは大体いつなのか?
では実際に虹が見られるタイミングというのはいつなのでしょうか?
それは色々な場面で見ることができるのです。
基本的に虹が見えるのは朝や夕方に見ることができます。
昼の時間帯で虹を見ることはほとんどありません。
その理由としてはお昼頃の太陽の位置が関係しています。
この時間帯の太陽はほぼ真上にあるので水の粒に太陽の光が当たっても私たちの目に届かないからです。
太陽の位置が傾いている時に様々な所で屈折が起きるので比較的見やすくなるのです。
また雨が降った後に見える虹に関しても色々な仕組みがあります。
まず大粒の雨では虹はあまり見えません。
どちらかというと霧雨などの小雨が丁度良いものだとされています。
霧雨で且つ太陽が見えていると虹が見えるベストタイミングです。
基本的に太陽の反対側に虹が出てくるので、夕方ならば東の位置に、朝ならば西の位置に虹を見ることができます。
他にも自然の中で虹を見ることもできます。
山の中でよく滝が流れるのを見かけたりしませんか?
その時でも虹が見えたりすることもあると思います。
これは崖の上から下へ落ちてきた水が跳ね上がり、それが雨粒のような役割を果たしてくれているので、その水滴と太陽の光で虹ができるのです。 なので自然の中でも虹を見る事が可能なのです。
虹の形が半円になっている理由とは?
皆さんが虹を連想するときは空に浮かぶ半円の形をしているものだと思います。
本来虹というものは太陽の周りに作られているものです。
何故半分しか見えないのかというと、虹ができる時間帯が関係しているからです。
朝に太陽が出てくる時や夕方に太陽が沈む時は太陽の位置は斜めとなります。
そのため太陽の光は半分しか届いていないことになります。
そして本来円になっている虹は地面によって邪魔されています。
地面から虹が出ているようには見えますが、それは遠くの空にあるものでもあり、半分しか見えていないのは地平線があるからなのです。
なので実際円になっている虹でも半分しか見えないという状況になるのです。
他にも2重になっている虹が見えたりすることもあります。
これは水滴の中で2回屈折しているから見えるのです。
また重なっている虹ははっきりと見えることができません。
なので虹ができた時は少し上の方も見てみてください。
もしかしたらもう1つ虹ができているかもしれません!
虹というのは私たちの目に様々な形で表れてきます。
濃さや形もそれぞれ異なって見えることもあると思いますが、それは光の屈折と太陽の位置が大きく影響しているのですね!
まとめ
このように普段何気なく見てきた虹ですが、色々な仕組みから成り立っているものです。
なので綺麗に見える虹というのは本当に貴重なものなのです。
何故ここに虹ができたのかを考えてみると、また感慨深いものがありますよね!
ぜひ虹を見かけたらこの仕組みを思い出してみてはいかがでしょうか?