日本の食卓に欠かせない食べ物と言えば、お米ですよね。
たくさん食べたいからと大量購入して保管しておいたら、「虫がわいてしまった!」という経験をしたことがある方、少なくないのではないでしょうか?
では、このお米の虫は食べれるのでしょうか?
また、わいてしまった場合にはどのように対処すれば良いのか、そもそもどうやって防げば良いのか・・・
気になる点は多数ありますね。
そんなお米の虫の対策について紹介していきます。
米の虫は食べれる?
「まとめ買いした方が安いから」ということで大量購入したお米。
これが保管している間に、虫がたくさんわいてしまうというのはよくある話です。
せっかくリーズナブルに購入しても、虫がわいたからと捨ててしまうのではもったいないですよね。
では、そんなお米の虫、食べれるのでしょうか?
食べて何か害があるのではないかと不安になってしまう方もいらっしゃるでしょう。
実はお米にわく虫には何種類かあるのですが、基本的に、どの種類を食べたとしても体には悪影響はありません。
代表的なものとしてはコクヌストモドキやコクゾウムシ、ノシマダラメイガといったものがありますが、これらは毒などを持っていることはなく、もし誤って口に入ってしまってもとうに問題はないのです。
ただ、いくら虫そのものが無害であるとは言っても、やっぱり気持ちが悪いものですよね。
虫がわいてしまった場合は、できるだけ取り除くことが大切です。
そして何より、そんな虫がわいてしまう前に予防策をとることも重要ですね。
米の虫☆食べれるように対策
もし米に虫がわいたら、食べれるように対策をしていきましょう。
この米にわく虫は、基本的には取り除くことができます。
お米を水で洗うと、虫が死んで水に浮いてきます。
この浮いた虫を取り除けば、キレイなお米が残ります。
この時、もう1つ注意したいのが、浮いてきたお米です。
一見キレイに見えますが、実は虫が食べた後で中身がスカスカだったり、中に虫が入っている可能性もありますので、浮いてきたお米も取り除いてしまいましょう。
少しの虫程度なら、これだけの対処法でも取り除くことができますが、大量の場合は難しいですよね。
もし大量の虫がわいてしまったという場合には、大きなザルなどでキレイに洗い、さらにできるだけ広げて、天日干しにしてよく乾かしてから食べるようにしましょう。
お米の入れ物は、虫の卵が残る可能性もあるため、再利用する際にはよく洗い、乾燥させてから使うようにしてください。
手間ひまはかかりますが、こうしてきちんと洗えば、虫のわいたお米でも廃棄することなく食べれるのです。
米の虫を予防する方法
お米の虫は食べれるものではあるものの、いくら無害と言っても、やっぱり気持ち悪いものですよね。
この虫はどこからくるのかと言うと、通気性が良いように作られている袋のちょっとした隙間から入り込んだり、あるいは流通の過程ですでに、米粒の中に卵を産み付けていたりすることがあるのです。 そのため、「袋に入れて密閉してあったのに・・・」という状況で虫がわいてしまうことがあるのですね。
これを予防するためには、まず密閉した容器で保存することが大切です。
代表的な方法としては、空のペットボトルに移し替えてフタをし、冷蔵庫で保存するという方法があります。
このようにしておけば、外部から虫が侵入する可能性を防げますし、暑い季節でも涼しいところで保管ができるので安心ですね。
それから、冷蔵庫での保存が難しいという場合には米びつを使います。
この時、虫を寄せ付けないようにするためのグッズを用いてみるのも1つの方法です。
また、お米を購入する際には約1ヶ月の間に食べきれる量を目安にしてください。
大量に購入して長い間保管していると、どうしても虫がわきやすくなります。
特に気温が15度以上になると、虫も活発になるので、暖かい季節には要注意です。
これらのポイントに気を付けて保管すれば、虫に食われないおいしいお米をいただくことができるのです。
まとめ
お米の虫は食べれるものではありますが、やっぱり虫が付いてしまうと味も落ちますし、気分も悪くなるものです。
しっかり対策して、虫に食われないための工夫を実践していきましょう。
また、虫がわいてしまっても食べられないわけでは無く、体には無害ですので、廃棄してしまうようなもったいないことはしたくないですね。 作ってくれた人の気持ちを考えて、大切に最後までいただいましょう。