扇子♪布と紙との違いは?あなたならどちらを選びますか?

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季節を問わず、節電やエコを考えた取り組みが非常に増えていますね。
特に暑い夏・・・グリーンカーテンや打ち水など、日本の昔ながらの方法が見直されています。

そして、エコで涼しい扇子が再び注目されています。

今回は、涼しい夏を過ごすための扇子!そして布製、紙製の具体的な違いについて紹介します。

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エコ☆日本の伝統扇子

日本には様々な伝統の品があります。
扇子もその中のひとつ。

今の様に扇ぐために使われ始めたのは、平安時代。
扇子には、涼む以外の様々なことで使われていました。
儀式や贈り物はもちろん、遊びに使用することもありました。

扇子は、開いた形が末へ向かうにしたがって広がり、次第にさかえていく・・・末広がりという形。
おめでたい席にも扇子は欠かせません。

扇子の長さ(大きさ)は、昔ながらの寸(すん)が単位となります。
一寸とは、約3cmのこと。扇子を閉じた状態の長さを表します。

また、扇子の骨の本数を間(けん)という単位で数えます。
両外側の厚くて丈夫な骨を親骨、親骨と親骨の間に挟まれた骨組を中骨と言います。

現代でも、能や狂言、落語、お茶や日本舞踊、将棋などに使いますよね。

何故今再び注目されているかというと、エコのためです。
東日本大震災以降、安定した電力供給が難しくなり・・・節電意識が高まっています。

エアコンや扇風機を極力使わずに涼む。
扇子は自分の手で持ち、扇ぎますから電力を使うことなく究極のエコですよね。

あなたはどっち派?布それとも紙?

「あなたはどっち派?布それとも紙?」

扇子といえば、紙のイメージが強いのではないでしょうか。
私もお茶をしていましたが、使っていたのは紙の扇子でした。
しかし、今は紙の扇子だけではなく・・・布の扇子があります。

紙、布それぞれのメリット、デメリットがあります。

紙の場合、布に比べると風をよく呼び込みます。
そのため、とても涼しいです。
しかし、紙製の扇子は年月が経つと日に焼けて、色が褪せてしまいます。
また、徐々に外側から紙がボロボロになっていきます。

布の場合、紙に比べると長く持ち耐久性があります。
布の素材で多いのが、綿やシルク。
とにかくデザインや種類が豊富なため、紙の扇子より気軽に取り扱えます。
しかし、紙に比べると折り目が広がりやすく汚れがつきやすいです。

どれくらいの頻度で使うかによっても、扇子の持ちは当然変わります。
あなたが使うにあたって、何を求めるのかで購入する素材を考えるべきだと思います。

扇子の選び方

夏の扇子は、「捨て扇」と言います。
基本的には、ひと夏限りたくさん使うという気持ちで購入するとよいでしょう。

購入にあたっての扇子の選び方を紹介します。

やはり、折角購入するのであれば・・・少しでも長く活用したいですよね。
そこで重要となるのが、扇子の骨組。
紙か布かの素材よりは、骨組や要(かなめ)が大事になります。

要(かなめ)とは、扇子のちょうど持ち手付近の根元のところ。
骨組がしっかりとしていて、要がきっちり閉まっているものは長く持ちます。

閉まりが甘いものは、形が崩れて早く壊れる原因に!
今は、プラスチックなどで骨組を作ってあるものもありますが・・・やはり、竹を使ったものが丈夫です。

竹の骨組でもよりしっかりした扇子を見極める方法があります。

一見同じように見える扇子の場合・・・手に持ってみてください。
手に持った時にずっしりしたものの方がよい扇子です。

竹の外側部分は強度が高く、開いた時によくしなります。
同じような造りのものでも、軽さで判断出来ますよ。

そして、畳んだ時の形をよーく見てください。
一直線にすっと畳めていますか?折り目がズレてはみ出したりしていませんか?

要の厚さよりも先端の紙部分が細い扇子は、丁寧にしっかりと作ってある扇子です。

やはり、どの扇子を買うにしても大切なことは・・・実際に自分の手に取って現物を確認することです。

まとめ

エコな上に、お洒落♪今年は扇子を購入してみませんか?

布、紙のどちらを選びますか?実際に手に取って、これ!という扇子を購入出来るのが一番いいですね。

風鈴の音とともに、扇子を使って・・・日本らしい夏を過ごしたいですね。

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