便利なキッチン用品が多数登場する中で、時代を超え、根強い人気を誇っているのが土鍋です。
ですが、そんな土鍋は、上手に使っていかないと困った事態になってしまうことも珍しくありません。
そんな「困った事態」の1つが、土鍋の焦げ癖ですね。
土鍋は、1度焦げ付くと、何度焦げ付きを取っても、調理の度に同じ箇所が焦げてしまいやすくなります。
これが土鍋の焦げ癖というものです。
では、そんな厄介な土鍋の焦げ癖、直し方はあるのでしょうか?
土鍋を愛用するなら、知っておきたい焦げ癖の直し方をチェックしてみましょう。
土鍋の焦げ癖の原因とは?
土鍋の焦げ癖の直し方を知る前に、まずはなぜ、土鍋に焦げ癖が発生してしまうのか、その原因を知っておきましょう。
土鍋は、使い方のコツを掴まないと、ちょっとしたことで焦げ付いてしまうことがあります。
特に大きな原因になりやすいのが、「火力」と「時間」です。
強すぎる火力で調理をすれば、当然焦げ付きが発生しやすくなります。
また、長時間、火にかけすぎてしまっても、焦げが起こることがあります。
特に時間に関しては、火を止めたつもりでも、コンロの熱により温められて焦げてしまうこともあるので要注意です。
調理が終わったら、速やかにコンロからおろすことが大切ですね。
この「火力」「時間」という2つの土鍋の焦げ癖が起こる原因を理解し、まずは予防を徹底することから始めましょう。
土鍋の焦げ癖の直し方とは?
注意して使っているつもりでも、ついうっかり土鍋を焦がしてしまうということは、誰にでも起こりうるトラブルです。
では、焦がしてしまったらもう終わりなのかと言えば、そんなわけではありません。
焦げ付きをしっかり取り除くことで、土鍋の焦げ癖が起こるのを防ぐことができます。
この焦げ付きの取り方ですが、軽度の場合であれば、土鍋に水を張って一晩置くだけでも取り除ける場合があります。
翌朝、柔らかくなった焦げを優しく拭き取って取り除いておきましょう。
水では取り除けないような頑固な焦げの場合には、重曹が役立ってくれます。
土鍋に水を入れて、重曹を加え、これを火にかけて煮立てます。
煮たてた後にはそのまま、一晩置いて焦げを柔らかくしてから拭き取りましょう。
また、野菜類が焦げ付いてしまった場合には、お酢を用いる方法もあります。
土鍋に水とお酢を入れて沸騰させ、そのまま数時間置いて焦げ付きを柔らかくしてから、焦げを拭き取ります。
もし土鍋に焦げ付きが発生したら、その都度、これらの方法できちんと焦げ付きを落としておけば、土鍋の焦げ癖を起こしにくくなります。
土鍋の焦げ癖を直すためには、こまめにお手入れすることが重要、というわけですね。
土鍋の焦げ癖の直し方☆やってはいけないことは?
土鍋の焦げ癖の直し方には、「やってはいけないこと」もあります。
それは、「ゴシゴシ強くこすって無理やり焦げ付きを剥がす」という方法です。
頑固な焦げ付きが発生すると、焦げ癖を起こさないためにも、必死でゴシゴシ洗ってしまいがちですよね。
ですが、このような方法で対策してしまうと、焦げ付きを落とすと同時に、土鍋に傷をたくさん作ってしまいます。
土鍋はデリケートなので、丁寧にきちんとケアをしてあげることが大切です。
特に金属たわしの使用や、スプーンやフォークを用いた強引な焦げ付きの落とし方は絶対にしないようにしてください。
また、重曹やお酢を用いたお手入れをする場合にも、注意しなければならないポイントがあります。
それは、「水から火にかけること」です。
いきなりお湯を使ってしまうと、重曹やお酢の力が十分に発揮されませんので注意しましょう。
まとめ
土鍋の焦げ癖は厄介なものですが、正しく使っていけば、毎回の焦げ癖で悩まされることも無くなるはずです。
土鍋の焦げ癖の直し方は、とにかく「予防」と「こまめなお手入れ」!
これをしっかり行い、大切に使っていくことで、土鍋への愛着がますます高まっていくかもしれませんね。