お肌の乾燥は、様々な肌トラブルの大きな原因になります。
例えば多くの方が悩まされるニキビという肌トラブル。
これは皮脂が原因と思われがちですが、実は大人になってから起こる大人ニキビに関しては特に、乾燥肌が原因になっている可能性が高いのです。
そんな乾燥肌でニキビ、スキンケアの正しい方法はどうすれば良いのでしょうか？
肌質から良い方向に導き、ニキビを繰り返さないようにするためのコツを紹介します。
乾燥肌でニキビができる原因
なぜニキビは乾燥肌が原因で起こってしまうのでしょうか？
まず、ニキビができる大きな原因と言えるのは「毛穴の汚れ」「毛穴の詰まり」ですね。
これらを引き起こすのが皮脂や古い角質です。
皮脂や古い角質は、乾燥肌とは無縁の印象があるかもしれません。
ですが、実はそうではないのです。
お肌が乾燥すると、「これ以上乾燥させてはいけない」というお肌の反応により、皮脂が多く分泌されてしまいます。
そして、内側は乾燥しているのに肌表面はベタベタ、という「インナードライ肌」の状態が起こってくるのです。
乾燥肌でニキビができる原因は、それだけではありません。
お肌が乾燥して水分バランスが乱れてしまうと、「ターンオーバー」というお肌の生まれかわりサイクルが乱れてきます。
すると、その結果、お肌の表面に古い角質が残りやすくなり、これが毛穴を塞いでしまうのです。
このように、乾燥肌のニキビはスキンケアを正しくしないと、何度でも繰り返してしまう原因になります。
皮脂を取り除くケアをすることも大切ですが、その前に、まずはしっかり潤いを与えることを考えましょう。
乾燥肌でニキビ☆スキンケアの重要性
乾燥肌のニキビはスキンケアが大きなカギを握っています。
乾燥している状態なのに、さらに皮脂を必死で取り除くようなケアをして、さっぱりしたタイプの化粧水などを使ってしまうと、お肌の乾燥をひどくして、さらにニキビを悪化させる原因になることもあるのです。
しかも乾燥肌というのは、敏感な状態に傾きがちです。
そんな敏感肌になっている状態で、「過剰な洗浄」をすると、お肌が傷だらけになり、そこから菌が侵入してニキビを発生させるリスクもあります。 そういった問題を起こさないためにも、乾燥肌のニキビに、正しいスキンケアをしていきましょう。
正しくスキンケアして、潤いをたっぷりと与えていけば、お肌が元気になってターンオーバーが促進されます。
余分な皮脂も分泌されにくくなり、肌状態が良好になれば、ニキビも繰り返しにくくなるというわけですね。
こうして肌質から変えることこそが、ニキビ肌の根本的な解決であると言えます。
乾燥肌でニキビ☆スキンケアの正しい方法
乾燥肌のニキビはスキンケアをどのようにすれば良いのか、悩んでしまう方も多いでしょう。
これについては、「大人用のニキビケア化粧品」を選べば、ほぼ間違いがないと言えます。
大人用のニキビケアというのは、そういった「乾燥が原因になるニキビ」に着目しており、保湿力にも優れた内容となっています。
これを使い、しっかりお肌にうるおいを与えながらのニキビケアをしてみましょう。
保湿力の高いスキンケアアイテムでも、ニキビの症状がある時には、「栄養があり過ぎるアイテム」は避けた方が無難です。
栄養があり過ぎるものは、ニキビ症状を悪化させる恐れがありますので、健康なお肌の保湿には向いていますが、ニキビケアには不向きなのです。
大人用ニキビケアコスメを使用する際には、きちんと洗顔をした後の清潔なお肌に、まずはしっかりと化粧水を浸透させます。
コットンで優しくパッティングしたり、手の平でじんわり馴染ませたりといった方法で、丁寧にお肌に行きわたらせましょう。
お肌がひんやりするくらいまで馴染ませればOKです。
それから、乳液やクリームなどの油分のあるアイテムも、少量でも良いので使用してください。
こういったアイテムは与えた潤いが逃げてしまうのを防いでくれる役割があり、インナードライ肌対策に最適です。
ベタベタするからと、敬遠されがちなアイテムですが、これを使用することで、かえって皮脂分泌を抑えることもできます。
きちんと正しいステップを踏んでニキビケアをして、美肌を維持しましょう！
まとめ
乾燥肌のニキビにスキンケアで対策していく場合には、大人ニキビケア用コスメで丁寧に潤いを与えるのがベストです。
ですが、それだけではなかなか治らないという場合には、生活習慣の見直しも必要です。
規則正しい生活と、正しいスキンケアで、元気な肌質を目指しましょう！
