節分の飾りはいつからいつまで飾る!?どんな意味を持っているの?

節分と言えば豆まきをしたり、恵方巻を食べたりといったことが定番の行事ですよね。
ですが、実はこれら以外にも、節分の楽しみがあることをご存じの方は少ないかもしれません。
それは、節分の飾りです。

最近ではあまり飾られているのを見かけることが無くなりましたが、節分にはイワシの頭にヒイラギの枝を挿したものを飾るという風習があります。 では、この節分の飾りはいつからいつまで行えば良いのか、またどんな意味を持っているのかなど、気になる点を紹介していきます。

スポンサーリンク

節分の飾りはいつからいつまで?

例えばお正月の飾りやクリスマスツリーなどの飾りは、当日が訪れるまでに、かなり前から飾っておくという家庭も多いですよね。
では、節分の飾りはいつから飾るべきものなのでしょうか?

これについては、風習にも地域により違いがありますので、一概には言えません。
ですが、多くの家庭では節分の当日に行われているようです。

イワシの頭にヒイラギを挿す、という手作りの飾りですし、あまり長い間放置しておくとイワシが腐ってしまう恐れがあります。
そのため、長い期間飾る必要はなく、節分当日だけ飾る方法で良いのです。

いつまで飾るかという点に関しても、節分が終われば翌日には外してしまうところが大半ですね。
つまり2月3日〜2月4日までの間だけ飾られるのが一般的というわけです。
お正月飾りやクリスマスツリーのように、長く楽しむものではないということですね。

ですが、中には小正月と言われる1月15日の翌日から節分の間に飾るという地域もあります。
それぞれの地域の風習に合わせて飾るようにすると良いでしょう。

節分の飾り☆処分は?

節分の飾りをいつからいつまで飾るのか分かったところで、なら飾り終わったらどうすれば良いのか、というのも気になる問題ですよね。 これは立春になれば外す飾りなのですが、なんとなく、捨てにくいと感じる方もいらっしゃるかもしれません。
お正月の飾りやお盆の飾りなどもゴミ箱にポイッと捨てるのがはばかられるのと同じように、なんとなく節分の飾りも、そのまま捨ててはいけないのではないかという気持ちになってしまいますよね。

ですが、わざわざヒイラギにイワシの頭を挿したものを神社に持っていくというのも、なんだか面倒な感じがしますね。
持っていけば、もちろんきちんと処理してくれますが、「持っていく時間がない」「神社が近くにない」といった場合には、無理をする必要はありません。

気持ち良く廃棄するためには、柊鰯を半紙にくるみ、塩で清めて捨てるようにしましょう。
このような方法で廃棄すれば、縁起物でも気持ちが良いですね。

節分の飾りの意味は?

節分の飾りの意味、というものを知らなければ、飾る理由も処分の際に気を遣う意味も分からないでしょう。
そこで、このヒイラギを挿したイワシにはどんな意味があるのか、ということも覚えておきましょう。

ヒイラギを挿したイワシを飾るのは、簡単に言えば魔除けの意味を持っているからです。
ニオイの強い鰯の頭、とがったヒイラギの葉の棘を用いて、これを玄関先に飾っておくことで、鬼が家に入ってくるのを防ぐという意味が込められています。

焼いたイワシのニオイは、鬼が苦手とするニオイ。
これにより、鬼を寄せ付けません。
さらに尖ったヒイラギの葉の棘は、鬼の目を刺すと言われてきました。

中には、逆に焼いたイワシの臭いを好む鬼がいて、これでおびき寄せて目を刺すという意味を込めているものもあるようです。

お正月やクリスマスの飾りに比べると、キレイでも可愛らしくもなく、なんだかおかしな節分の飾り。
ですが、実はそこには、とても深い意味が込められているのですね。

まとめ

節分の飾りはいつからいつまで飾っておくものなのか、どんな意味を持っているのか・・・
古くから当たり前のように行われてきた風習でありながら、現代では、あまり知られないようになってきています。
あらためて、このような風習の意味を知り、正しいやり方で節分を楽しんでみるのも良いですね。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする