節分の巻き寿司☆食べ方の正しいルールとは?なぜ無言なの!?

節分の食べ物と言えば巻き寿司ですよね!
ですが、この恵方巻と呼ばれる節分の巻き寿司には、他の行事で食べるご馳走とは違い、正しい食べ方のルールというものが存在します。

節分の巻き寿司の食べ方、意外と知らないという方も多いのではないでしょうか?
そこで、そんな正しい節分の巻き寿司の食べ方、ルール、なぜ無言で食べなければならないのかなど、気になる点を紹介していきます。

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節分の巻き寿司☆食べ方はまず恵方を向く!

節分の巻き寿司の食べ方で、まず基本中の基本となるのが、「恵方を向く」ということになります。
恵方というのは、その年の神様がいらっしゃるところ。
そちらを向いて食べることで、幸運をその方角からいただいているのですね。

節分の巻き寿司を恵方を向いていただくという方法には、幸運が恵方から、巻き寿司の中を通り、口から体に入ってくるという考えがあります。 つまり、巻き寿司は幸運を取り入れるための入り口の役割をしてくれているのです。
とても大切な役割ですね。

そのため、節分の巻き寿司を食べる時には、しっかり恵方を向いて食べることが基本中の基本になります。
食べている間、恵方だけを見て、キョロキョロとよそ見をしないことが大切です。
よそ見をしてしまうと、せっかくのご利益が得られなくなると言われています。

幸運をしっかり取り込むためにも、恵方だけを見て、集中して食べましょう。

節分の巻き寿司の食べ方☆黙って一気に!

節分の巻き寿司の食べ方で、次に忘れてはならないルールとなっているのが「黙って一気に食べること!」です。

巻き寿司を食べている間は、食べ終わるまで一切しゃべらない、笑わない、ということが大切です。
静かに恵方巻を丸ごと食べてしまわなければ、ご利益を得られないと言われています。

それから、節分の巻き寿司は切り分けてはなりません。
1本を丸ごと、一気に食べなければならないのです。

途中で休むのもダメで、そういったことをしてしまうと、やはり御利益が得られません。
恵方を向いて、まず食べ始める前に深呼吸をして心と体を落ち着けます。
それから、あとは一気に、無心に1本を丸々食べてしまいましょう。
これが大事な食べ方のルールなのです。

「1本食べきる」ということが重要ですので、太巻きを用意しなければならないということはありません。
女性や子供の場合には、細く巻いた、一気に食べられる量のものを選ぶと良いでしょう。
無理せず1本丸ごと食べられてしまう量のものを選ぶ、ということがコツになりますね。

節分の巻き寿司の食べ方☆黙って食べる理由は?

節分の巻き寿司の食べ方が分かったところで、次に気になるのが「黙って食べるのはなぜ!?」というところですよね。
ルールとして、「黙って1本を丸かじり」と決まっているということをご存じの方は多いでしょう。
ですが、「なぜこのようなルールがあるのか?」というところまでは考えない方もいらっしゃるのではないでしょうか?

節分の巻き寿司を黙って食べなければならないのは、もちろん理由があります。
これは、巻き寿司を食べている間に口を離してしまうと、幸運の入り口である巻き寿司から離れるわけですから、そこから幸運が逃げてしまうと考えられているからです。

また、同じ意味で「巻き寿司を切る」のもダメということになっていますね。
切れば切ったところから幸運が逃げてしまうのです。

それから、日本には「無言詣り」というような風習もあります。 
このような風習からも、大切なお祈り事をしている間は、雑念を入れないためにも言葉を発しないことが大切と考えられてきたのでしょう。

これらの考え方により、節分の巻き寿司の食べ方では、無言で丸ごとをいただく、ということが定番になったと考えられています。
おしゃべりしながらいただく普段の食事も素敵ですが、恵方巻を食べる時には、黙って、心静かにいただくようにしましょう。
もちろん、食べ終わった後には家族で和やかにおしゃべりしながら食事の続きを楽しむと良いですね。

まとめ

節分の巻き寿司の食べ方には、意外と細かいルールがあります。
そして、それらのルールには、とても深い意味が込められているのです。
そんな節分の巻き寿司のルールと、その意味をよく知っておけば、恵方巻を食べるという習慣も、とてもありがたいものに感じられますね。

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