こたつで寝ると風邪をひくって本当?どうして寝たらダメなの?

秋冬の冷え込む日には、こたつに入るとじんわり温まって、幸せな気持ちになりますよね。
こたつは本当に気持ちが良いものです。

ですが、そんなこたつで寝ると風邪をひくという噂は、誰もが1度は耳にしたことがあるでしょう。
では、なぜ温かいはずのこたつなのに、寝ると風邪をひくと言われているのでしょうか?

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こたつで寝ると風邪☆体温調節の異常

こたつで寝ると風邪をひくと言われている最大の理由は、体温調節がうまういかなくなるから、ということが挙げられます。
こたつは、「足元だけ入って下半身を温める」という使い方をすることが多いですよね。
つまり、全身をくまなく温めるのではなく、下半身だけを温めるという方法。
そうなると、上半身は冷えたままの状態になってしまいます。

人は気温に合わせて体温をうまく調整するという働きを元々持っていますが、こたつに入り、このようにおかしな温め方をしてしまうと、体温の恒常性を維持することが難しくなります。 これが原因で、風邪をひきやすくなるというわけですね。

足元だけを温めるというのは、確かに心地よいですが、上半身との冷え方の差が大きくなり過ぎないように注意しなければなりません。 長時間、こたつに入ってウトウト・・・ということをしてしまうと、体温が調整しにくくなるので、充分に注意しましょう。

こたつで寝ると風邪☆乾燥が原因

こたつで寝ると風邪をひくと言われる理由は、もう1つあります。
それは、体が乾燥しやすくなるからですね。

こたつは体をポカポカと温めてくれます。
そして、体が温まれば汗をかきやすくなります。
こうして汗をかいた時には、水分をしっかり補給しなければなりません。
ですが、寝てしまっている間は水分を補給できませんね。

その結果、軽い脱水症状のような症状が起こりやすくなります。
すると、風邪もひきやすくなるのです。

脱水症状を起こしている体は、免疫力が低下してしまっています。
乾燥したのどや鼻からは、ウイルス、菌も侵入しやすくなります。
これがこたつで風邪をひく大きな原因になるのですね。

こたつに入って温まる時には、必ずしっかり水分を補給すること。
そして寝入ってしまうのは避け、寝る時には布団に移るようにすることが大切です。

こたつで寝ると風邪☆疲れが取れない!

学校や仕事などでとっても疲れて帰宅した時でも、ぐっすり眠れば、朝起きればスッキリする感覚を実感できますよね。
これは睡眠によって、体の疲れがリセットされるからです。
ですが、こたつで寝ると、そんな疲れを取ることができません。

人の体は、寝ている間は体温を下げるように機能します。
そして、低い体温でぐっすり眠ることができると、朝の目覚めもスッキリするのです。

ですが、こたつは温かすぎて、この「体温を下げる」という機能がうまく働かなくなります。
それでも体温を下げようとして、体からはたくさんの汗が出てきます。
汗を出すと体力を消耗しますから、寝ている間も疲れてしまうという結果になるのです。

これでは、せっかく寝ても疲れが取れることはありませんね。
疲れは免疫力を低下させますので、こたつで寝ると風邪をひく、と言われる原因になるわけですね。

睡眠は健康のためにも、美容のためにも重要なものですから、質の良い睡眠を考えなければなりません。
こたつで寝ることは、決して質の良い睡眠にはなりませんので、充分に注意してください。

まとめ

こたつで寝ると風邪をひくというのは、決して間違えた情報ではありません。
風邪をひく原因が多数ありますので、秋冬にこたつを利用する際には、充分に注意して寝入ってしまわないようにしましょう。
あくまでも一時的に、冷えた足元を温めるための便利な家電、という感覚で使用することが大切ですね。

こたつを布団代わりに使用して、秋冬は毎晩こたつで寝るという方は要注意です。
もし家族が寝入ってしまった場合にも、そっと起こして布団に移動させてあげるように配慮しましょう。

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