日本でのクリスマスと言えば、ご馳走やケーキを食べて、子供たちにサンタさんのふりをしてプレゼントを贈ったり、恋人同士でプレゼント交換をしたり・・・ そんな過ごし方が定番ですよね。
では、クリスマスの本場であるドイツのクリスマスの過ごし方とは、どういった感じなのでしょうか?
日本で当たり前と思われている過ごし方が、本場では全然違ったりするのが面白いですね。
そこで、そんなドイツでのクリスマスの素敵な過ごし方を知って、今年はドイツ風のクリスマスを満喫してみてはいかがでしょうか?
ドイツのクリスマスの過ごし方☆ツリー
まずドイツのクリスマスの過ごし方で、日本と共通しているポイントの1つが、「ツリーを飾る」という点ですね。
ですが、日本ではツリーは11月頃から飾り始めたりして、クリスマスが終わるとすぐに撤収するのが一般的。
これに対して、ドイツでは12月24日のクリスマスイブに飾り、これを1月6日まで飾っておくという風習になっています。
日本で言う、お正月のしめ縄などの飾りみたいな感覚ですね。
それから飾る際には、オーナメントは大きい物を下に、小さい物を上に飾っていきます。
ドイツのクリスマスツリーは、そんなバランスにまでこだわっているのですね。
さらにドイツでは、クリスマスまでの準備期間というものが設けられています。
これはクリスマス当日までの4週間のことで、アドベントと呼ばれ、その間にはモミの木、松の枝などを用いて「アドベントクランツ」というリースを作ります。 その中に、4本のろうそくを立てて、1周ごとに1本ずつ火を灯しながらクリスマスを待つのです。
なんだかとても、ロマンティックですね。
ドイツのクリスマスの過ごし方☆クリスマスマーケットがスゴイ!
ドイツのクリスマスの過ごし方で、もう1つ注目したいのがクリスマスマーケットです。
これは、毎年11月の末の週末から、クリスマス前までの4週間にわたり開催されるマーケットで、野外に多くの屋台が並び、お祭りのような気分が楽しめます。 食べ物のお店もあれば、イエスの降誕を描いた宗教的な意味を持つ小物を販売するお店もあります。
特に食べ物に関しては、地域の特産物を販売しているお店もあるので、見ているだけでワクワクしてきてしまいますね。
そんなクリスマスのマーケットでは、サンタなどクリスマスらしいオーナメントも多数設けられているので、訪れるだけでクリスマス気分を盛り上げることもできます。
各地で開催されるクリスマスマーケットですが、特にミュンヘンやニュルンベルクなどは規模が大きく、毎年多くの人で賑わいます。 ドイツを訪れる機会があれば、ぜひ行ってみたくなりますね。
このクリスマスマーケットでは、グリューヴァインというものが販売されています。
これはドイツならではの冬の飲み物で、日本で言うホットワインですね。
マグカップで受け取ることができますが、マグカップを返せば返金してもらえたり、持ち帰って素敵なデザインを記念にしたりといった楽しみ方もあるので、見逃せません。
ドイツのクリスマスの過ごし方☆食べ物は?
ドイツのクリスマスの過ごし方で、特に気になるのが食べ物ですよね。
日本ではチキンを食べたりケーキを食べたりといったことをするのが定番ですが、本場ドイツではどうでしょうか?
まず、日本でも有名な、ドイツのクリスマスの食べ物と言えば、シュトーレンです。
シュトーレンはクリスマスの間、日持ちするよう、たっぷりの砂糖やドライフルーツを用いて作られたパンですね。
日本で言うおせち料理のような印象があります。
ドイツでは、このシュトーレンはクリスマスを待つ間に、少しずつスライスしながらカウントダウンするという食べ方が主流になっています。 実はクリスマスそのものをお祝いするための食べ物とは、ちょっと違うのですね。
それから、ドイツではレープクーヘンというものも人気があります。
これは蜂蜜やスパイスをたっぷり用いて作られる、こちらも日持ちするお菓子になります。
クリスマスのオーナメントにしたり、デコレーションしてお菓子の家のように仕上げ、飾ったりといったことが行われています。
また、お菓子以外でドイツのクリスマスの食べ物と言えば、やっぱりソーセージが人気です。
ドイツはソーセージの本場ですよね。
ブラートヴルストと言われるドイツのソーセージは、クリスマスマーケットでも販売され、大変な人気となっています。
ドイツのクリスマスの食べ物も、それぞれ特徴的で面白いですね。
まとめ
ドイツのクリスマスの過ごし方は、なんとなくメルヘンチックで素敵ですよね。
日本でも、そんなドイツのクリスマスに似た雰囲気を楽しめるクリスマスマーケットが開催されることがありますので、訪れて気分だけでも楽しんでみると良いですね。