男女、年齢問わず体臭の悩みは難しいものです。
スメルハラスメントという言葉がありますが、ワキガは自分では気づきにくいと言われていますし・・・。
勇気を出してワキガの手術を行ったけれど、何だかまた臭う気がすると悩んでいるあなたのために。
今回は、ワキガの手術や術後の再発の可能性についてお話します。
手術失敗!?わきがの臭い、再び・・・
私の身近にも、体臭で悩んでいる人がいます。
性別問わず、どうしても体臭については指摘しにくいものです。
特に女性であれば、デリケートな問題なのでどうしても言えない・・・けれど周りは困っているなんてこともよくあります。
自分の親や親友に指摘されて、初めて自分がワキガだと気付いた人も多いでしょう。
自分の脱いだ服を嗅いだら分かる言われることもありますが、自分の臭いに慣れているとなかなか気づけないものです。
勇気を出して、ワキガ手術を行ったものの・・・再び体臭が気になる。
手術が失敗して、ワキガが再発したのではないかと悩みますよね。
実のところ、現段階の医療技術ではワキガを100%完治させることは出来ません。
手術方法はいくつかありますが、主に行われているのは2種類。
ワキガの臭いの原因のアポクリン汗腺(かんせん)を取り除くことです。
1つは脇を切開して、吸入する方法。
そしてもう1つは、目視確認をしながらハサミやメスで取り除く剪除(せんじょ)手術です。
やはり、確実にアポクリン汗腺を取り除く剪除(せんじょ)手術の方が再発の可能性は低いです。
吸入法の場合、安い金額で手術をすることが出来ますが・・・アポクリン腺が残っていると、根本解決にならず再発する可能性が上がるのです。
再発だった・・・ワキガの手術後のはなし
手術したけれど、何年後かに再発してしまうということもあります。
特に年齢が若い場合、一度取り除いたとしても、アポクリン腺が再生することがあります。
そういえば・・・体臭が気になりだす年齢は思春期の子が多いですよね。
幼児や小学校低学年の子がワキガで悩んでいるというのは、聞いたことがありません。
それは、まだアポクリン汗腺が産まれていないからです。
思春期の成長とあわせて、アポクリン汗腺が産まれて大きくなっていきます。
そのため、思春期を過ぎた頃からワキガに悩む子が急激に増えるのです。
親としては、体臭で悩むのは・・・と思い手術をさせたものの、再生して再びワキガで悩むということもありうると知っていてほしいものです。
わきがの再発率を下げたい!手術はどこで?
基本的にワキガの手術を行っているのは、美容外科や美容形成外科が多くありませんか?
ほとんどがクリニックで、入院する施設はありません。
そのため、手術は日帰りですよね。
大事なのが、そこの先生の専門科目が重要です。
内科の先生は、内科。外科の先生は、外科。
しかし、美容外科の先生は内科や麻酔科、泌尿器科、皮膚科などどんな科目の先生であっても処置を行っていることがあります。
それは、美容外科が医師の給与が高いので他の科目からうつってくる先生も多いからです。
やはり、手術をしてもらうのであれば形成外科の先生に処置をしてもらうのが一番です。
形成外科の認定医や専門医の資格を持っている医師であれば、経験も豊富なので安心して手術を任せられます。
傷跡を小さく、そして確実に手術をしてもらいたいですしね。
大きな病院や市民病院は、日帰り手術は難しく・・・ベテランの先生ではなく、新人の先生が手術をすることもあります。
どこで、どの先生に手術をしてもらうかも再発率を下げるためには大事なことですよ!
まとめ
ワキガの手術をしても再発の可能性は大いにあります。
出来るならば、手術の時点で腕のいい病院で・・・腕のいい先生に手術をしてもらいたいものですね。