地球温暖化が進み、毎年平均気温が上昇しています。
夏場になると、報道でも熱中症のニュースがよく流れています。
しかし、熱中症が本当に怖いのは夏本番の時期ではないって知っていましたか?
今回は、梅雨でも注意が必要!熱中症の症状や詳しい対処法についてお話していきます。
梅雨でも熱中症対策!?熱中症の症状って?
夏場になると、毎日のように30度を越える日が続き・・・報道でも熱中症で救急搬送などとニュースをよく見かけます。
熱中症は、どうしてなるのでしょう。
熱中症は、気温が高いことや湿度が高いことが起きると言われています。
湿度が高いと、汗が渇きにくくなるのです。
汗が乾かないということは、体の体温が下がりにくくなります。
そのため、体が熱を持ってしまい・・・体の外に熱を発散することが出来ないのです。
熱中症は、体の水分が徐々に失われていき、脱水症状になることが始まりです。
熱中症の初期症状(軽症時)は、めまいや立ちくらみ、大量の汗をかくあるいは、汗が出なくなることです。
徐々に症状が重くなり、中度になると吐き気や倦怠感、虚脱感、集中力や判断力が低下していきます。
重度になると、意識障害やけいれん、体が熱を持ち体温が上昇します。
熱中症が原因で命を落とす人も・・・体に障害が残ることもあります。
熱中症が起きるのは、外のことに限られている訳ではありません。
屋外でも、屋内でもどんな場所でも発症することがあります。
もちろん、7月や8月の熱中症も多いです。
しかし、梅雨の時期も脱水になっていることに気づかずに熱中症を起こすことがあります。
梅雨明けは特に、湿度も気温もが高くなるため一番注意が必要な時期になります。
梅雨の熱中症対策で特に注意が必要な人とは?
熱中症は、年代性別関係なくどの人でもなります。
でも、熱中症になりやすい年代があります。
まず、5歳以下の子ども。子どもは、汗っかきで大人が思っている以上に体の水分が出ていくスピードが早いです。
65歳以上の高齢者も注意が必要です。
どうしても体力が落ちて疲れが出やすいです。
それに、水分や食事量も減っていくため・・・日常的に摂取している水分が少ないのです。
また、体温調節がうまくいかずに熱中症になりやすくなります。
発熱中や、下痢、睡眠不足など体に不調がある場合もいつもよりも注意が必要になります。
梅雨からの熱中症の具体的な対策とは
今は、薬局や雑貨屋さんに様々な熱中症対策グッズが並ぶようになりました。
汗をかくことでなくなるのは、水分だけでなくミネラルなどの塩分も失われます。
塩をなめたりするのも良いですが、塩分の取りすぎには気を付けたいところ。
塩飴など少し塩分の入った飴が販売されています。
また、対策で重要視されるのがこまめな水分摂取。
水やお茶もいいですが、脱水気味だと思うときは経口補水液を飲むのが一番。
市販で言えば、OS-1やポカリスエット、アクエリアスなど。
自分で手づくりすることもできます。
その場合は、1リットルの湯冷ましに砂糖40gと塩3gを入れてよくかき混ぜます。
そして、飲みやすい温度まで冷ましましょう。
レモンやグレープフルーツなどの柑橘類を少し絞ると、飲みやすくなります。
その上、カリウムの補給も出来るのでおすすめです。
首に巻く濡れタオルなども出ています。
首、鼠径部(足の付け根)、脇の下には太い血管が通っています。
熱中症になった時、あるいは対策のために冷やすといいです。
保冷剤やアイスノンなどを使用するのもいいですが、手軽などは冷却シート。
適度なサイズにカットして、貼ると冷たくて気持ちがいいです。
日頃の食事もいつもより少し多めの塩分摂取を心がけましょう。
梅干しを1個食べる、お味噌汁を飲むようにするなど・・・。
摂りすぎはよくありませんが、全く摂らないのもダメです。
外に出る時は、日傘や帽子で対策を!今は、ツバの広い帽子やタレのついたものもたくさん販売されています。
お部屋で過ごす場合、無理せずエアコンを利用しましょう。
特に睡眠時!エアコンをつけて寝ると体に良くないと言われていることも。
タイマーをセットして、寝たものの・・・タイマーが切れた後部屋の温度が上がって睡眠時に熱中症を起こす事がよくあります。
エアコンを切るのではなく、少し高めの温度で朝までつけておきましょう。
まとめ
熱中症は命を落とす危険があります。
梅雨の時期でも、気付かないうちに汗をたくさんかきます。
こまめな水分摂取や体調管理に十分気を付けて暑くなる時期に備えて過ごしましょうね。