りんご病に注意!赤ちゃんにもうつるりんご病とはどんな病気?

りんご病 赤ちゃん

最近少し話題になってきているのが、りんご病です。赤ちゃんや小さなお子様がいるご家庭では、もしかしたらこのりんご病という名前も聞いたことがあるのではないでしょうか?

りんご病というのは正式名が伝染性紅班と言います。感染すると頬が赤くなることから、りんご病と呼ばれるようになりました。

では、そんなりんご病とはどのような病気なのか?そして人にうつるのか等も合わせてご紹介していきたいと思います。ぜひこのりんご病について知っておきましょう!

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りんご病の症状の特徴とはどのようなものなのか?

ではまず最初にりんご病の症状の特徴は何なのかをご紹介します。

まず1つ目は先ほどにも少し記載しましたが、頬の赤みです。りんご病ではないかと思う最大の特徴となっているのが、両方の頬に蝶型の紅班です。

気温の変化などで頬が赤くなることもあるので、頬が赤くなったら絶対にりんご病というわけでもありません。ですが、赤みが全く引く気配がなかったらりんご病を疑った方が良いです。

この症状は必ず出てくるので、感染しているのかどうかの判断基準にもなります。さらに、幼稚園や保育園など多くの子供達が集まるような場所でりんご病を発症した子供がいる場合、ほぼ感染していると思っても良いです。

感染力はそれほど強くはないのですが、子供や赤ちゃんの場合は免疫力がまだ不十分なので、感染しやすくなってしまっているのです。

そして2つ目は続いて全身にノコギリの歯のような紅斑が出てきます。主に腕やお腹やお尻や足などに出てくることが多いです。頬だけではなく、全身にまで赤みが出てきた場合は確実にりんご病です。

この中でも特にお腹やお尻に出来やすいとされているので、もし感染しているのではないかと疑った場合は、こちらも見ておくと良いです。また紅斑の形をしっかり見ておくのも大事なことです。

そして3つ目は発疹が出る前の自覚症状です。実はりんご病は発疹が出る前に少なからず自覚症状が出てきます。

その自覚症状は主に発熱やせき、鼻水など風邪のような症状です。また発熱に関しては高熱が出るケースは稀なので、最初は風邪かな?と思うことがほとんどだと思います。

そして気がついたら発疹が出てきた!というのがりんご病発覚の流れです。なので、りんご病が周囲で広まっているという話を聞いたり、それでもまだ子供に発疹が出来ていなかったらりんご病になっているかもしれないと思っておくと良いです。

しかし自覚症状は本当に軽度なものなので、これだけでりんご病と考えるのは難しいと思います。ですが、子供の肌に気にかけるようになるだけでも大分違います。

ちなみにりんご病というのは、飛沫感染によって拡散するウイルス感染症です。なので子供たちが集まる場所で発症すると、感染はまず完全に防げません。

なので親が早く気付いて、幼稚園や保育園を休ませることが最善策です。何か変だなぁと思ったらすぐに医療機関に掛かるようにしましょう。

赤ちゃんや子供にりんご病がうつる経緯は?

では赤ちゃんや子供にりんご病がうつる経緯はどのようなものなのでしょうか?

まず潜伏期間についてご紹介します。りんご病の原因となるヒトバルボウイルスの潜伏期間は10日~20日あるとされています。この潜伏期間の間に人にうつるとされています。そして潜伏期間を経た後に発症して1週間から長くて2週間程度は症状が出ています。

ではりんご病とはどのようにうつってしまうのでしょうか?まずは咳やくしゃみなどの飛沫感染です。咳などで空気中に放出されたウイルスを子供たちが吸ってしまうことで感染するのが主な感染経路です。

なので発疹が出る前にりんご病だということがわかったのであれば、他の子供たちに感染させないように家で安静にして過ごさせるようにしましょう。

ちなみに、一番感染力が強いとされているのが、潜伏期間だと言われています。発疹が出てきた時点では既に感染力が弱くなってきています。それでも完全に治癒するまでは外に出さないようにするのが無難です。

また気になるのはりんご病の時に入浴をして良いのかどうかです。基本的に発疹がある時に入浴しても大丈夫です。発疹が出ている時点で感染力も弱く、お湯を通しての感染もないからです。

ただ注意してほしいのは、発疹が出ている時に入浴をすると痒みが酷くなるケースがあるということです。

我慢できない痒みでますます完治が遅くなることもあるので、その点には気をつけるようにしましょう。

医療機関に掛かっていれば軟膏を処方されていると思いますので、入浴後はちゃんと軟膏を塗ってあげましょう。

またお湯の温度をなるべく高温にしないように心がけてあげることも大事です。しっかりとした対策をして、少しでも早くりんご病を完治させてあげましょう!

妊婦さんにとってりんご病は怖い病気なのです!

さて、ここまで聞くと「なんだりんご病ってそんなに怖い病気ではないのか」と思うかもしれません。

確かに放っておいても完治すると言われているくらいなので、健康な子供がりんご病になった時でもそんなに心配することはありません。ただ、妊婦さんにとってはりんご病が恐ろしい病気となってしまうのです。

妊娠期間中にりんご病に感染してしまうと胎児死亡などの原因になってしまうのです。このりんご病のウイルスが感染する場所は赤芽球という赤血球の元となる細胞です。

この細胞がウイルスに感染すると赤血球産成が停止してしまい、それが胎盤を通して胎児に感染してしまいます。

そうなると胎児の赤血球が減少ていき、胎児貧血になってしまい、最悪の場合死に至ってしまうのです。

りんご病に対しての抗体がある場合は心配する必要はありません。かといって抗体がない場合でも予防接種がないので、防げるものでもないのです。

まずは抗体があるかないかを調べておくと良いかもしれません。それを知っておくだけでも、万が一疑わしい症状が出た時でもすぐに対応できるので無駄ではありません。そんなに怖くない病気だと思って蔑ろにせず、ぜひ妊婦の方は知っておきましょう!

まとめ

このようにりんご病というのは主に子供や赤ちゃんに多い病気です。ちゃんとした対処をすれば、2週間程度で完治します。

なので疑わしい症状が出たら医療機関に掛かったり、安静にさせたりしましょう。また、妊婦さんもりんご病には十分に注意しておきましょうね!

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