フォーマルなシーン、特に卒業式や入学式では、スーツにお祝いの意味を込めて華やかさを添えるコサージュを利用したりしますよね。
スーツ自体にもある程度のマナーがありますが、フォーマルのコサージュはマナーなど決まりはあるのでしょうか?
そこで、そんな気になるポイントを押さえた選び方や付け方を紹介します。
フォーマルなコサージュのマナー☆卒業式
フォーマルなシーンで用いるコサージュは、卒業式と入学式とでは変えた方が良いとされています。
これは、卒業式と入学式でスーツに求められるマナーが、それぞれに違っているからですね。
色合いなどが変わってくれば、それに合わせるコサージュも変わってくるのが当たり前です。
卒業式と言えば黒やグレーなどのダークな色合いのスーツを用いるのが一般的です。
だからと言って、コサージュまでダークなものを選ばなければならないのかと言えば、そういうわけでもありません。
例えばオフホワイト、クリーム色、薄いピンクなどの落ち着いた色合いを合せることで、シックな装いにしあげましょう。
それから、卒業式というフォーマルのコサージュはマナーとして、大きさにもこだわりが必要です。
大きすぎるものは下品になりますので、直径にすると8センチ以下の、小ぶりなものを選ぶようにしてください。
卒業式は特に格式が高い儀式なので、マナーはしっかり守りたいところです。
フォーマルのコサージュのマナーとして、造花よりも生花の方が格式が高いとされていますので、卒業式には生花で臨んでも良いですね。
付け方としては、胸よりやや上の鎖骨あたりがキレイです。
フォーマルなコサージュのマナー☆入学式
無事に卒業式を終えれば、次は入学式です。
入学式には、パステルカラーやホワイト系などの素敵なスーツを着こなす方が増えますね。
こういったスーツに合わせた、素敵なコサージュを身に着けましょう。
入学式が行われるのは春です。
この季節を象徴して、春らしさが感じられるコサージュを選ぶのがポイントですね。
ですが、いくら喜びの式典であるとは言っても、こちらも悪目立ちするものは良くありません。
フォーマルなコサージュのマナーとして、大きすぎないものを選ぶ、ということは大切にしてください。
デザインとしては、一輪のものでも良いですし、小花が咲き誇るようなものもオススメです。
花の種類も、桜、バラなど華やかで春らしいものをセレクトします。
カラーは、ピンクやオフホワイトなど明るい色合いのものが良いでしょう。
生花を用いても構いませんが、春らしい軽い質感を実感するためにも、シフォンやサテンなどの素材を用いるのもオススメです。
ベルベットなどの素材は暑苦しいので避けましょう。
入学式のフォーマルなコサージュのマナーは、スーツに華やかさをプラスするという意味合いが込められていることを意識してください。
中には卒業式のスーツを使いまわしという方もいるかもしれませんが、コサージュを華やかにすることで雰囲気を変化させることができますね。
フォーマルなコサージュ☆黒はダメ!
フォーマルなコサージュのマナーを守るためには、「これは避けた方が良い」というものも知っておく必要がありますね。
まず、カラーで使ってはいけないのが、黒です。
黒という色はフォーマルな場面では、喪を表すものとなっています。
これはお祝いの席にふさわしくなく、また華やかさにも欠けるので、避けるべきですね。
色で言えば、フォーマルのコサージュは黒だけでなく、派手過ぎるショッキングピンクやえんじ色といったものも避けるべきだと言えます。
奇抜なゴールドもやめましょう。
また、他にも避けた方が良いコサージュがあります。
それは、皮素材やニット、デニム地など、明らかにカジュアルなものです。
フォーマルな場であるということをしっかりわきまえ、それに合った素材のものをセレクトしてください。
まとめ
たかが小物と思われてしまいがちなコサージュですが、実は守るべきマナーはしっかり存在します。
フォーマルなコサージュのマナーをしっかり守り、デザインにもこだわって選ぶことで、子供の卒業式や入学式での失敗は避けたいものですね。
素敵なコサージュを身に着けて、子供の門出を心からお祝いしましょう!