暑さの厳しい夏になると、多くの方が悩まされるのが、夏バテの症状ですよね。
倦怠感や疲労感、食欲不振などが主なものとなっています。
そんな中で、夏バテの症状で吐気や眠気がひどい、という比較的、重症な症状を感じている方もいますよね。
では、そんな症状に悩まされる方は、どのように対策すれば良いのでしょうか?
夏バテの症状☆吐気はなぜ起こる?
そもそも、夏バテというのは病気ではありませんよね。
なのに、病気でもない症状で吐気が起こってしまうようなことがあるのか、と不安になる方もいらっしゃるでしょう。
ですが、実際に夏バテの症状で吐気、頭痛などに悩まされる方は少なくありません。
これらの症状に、もしかして悪い病気かもしれないという不安を抱えて医療機関を受診してみると、「夏バテですね」なんて診断されて、驚く方もいるかもしれませんね。
なぜ夏バテで吐気、頭痛といったことが起こるのかというと、これは主に気温差などにより、自律神経に悪影響を受けていることが大きな原因として考えられます。 外はうだるような暑さなのに、室内に入ると空調が効いていて、寒いくらいの温度、というパターンはよくありますよね。
職場やお出かけ先で、外から天国を求めるように室内に入り、ひんやり感を楽しんでいる方もいらっしゃるでしょう。
ですが、このように激しい温度差があると、どうしても自律神経が乱れてしまいます。
これが、頭痛や吐気などの厄介な夏バテの症状をひきおこすのです。
夏バテの症状☆眠気も起こる!?
実は夏バテの症状で眠気を感じてたまらないという方もいます。
眠気と言えば、どちらかと言うと、春に起こる症状という印象がありますよね。
ですが、これが夏場に出てきて辛い、という方も少なくないのです。
この夏バテによる眠気の大きな原因は、夜の睡眠がしっかりとれないことです。
夏場は暑さのため、寝苦しい夜が続いたりしますよね。
そんな時に、ぐっすり眠ることができないと、その日の疲れが取り切れず、昼間に眠気が襲ってくるというわけですね。
いくら寝ても眠い、という方は、もしかすると睡眠の質が低下しているのかもしれません。
ぐっすり眠れるように、環境を整える工夫をしてみましょう。
それから、同時に自律神経の乱れというのもまた、眠気をもたらす原因になります。
自律神経が乱れると激しい倦怠感に襲われることもあり、眠気も強くなってしまうのです。
これでは、日中の仕事にも差し支えてしまいますよね。
夏バテの症状☆吐気や眠気の対策
では、夏バテの症状で吐気や眠気が出てきた時には、具体的にはどういった対策をしていけば良いのでしょうか?
まず重要なのは、自律神経が乱れにくくなるように、室内の温度を調節することです。
冷えすぎた室内は、自律神経の乱れを起こすだけではなく、血行が悪化して疲れやすくなる原因にもなります。
そのため、できるだけ室内と外との温度差は5℃以内で抑えるようにしましょう。
オフィスやお店に入る際などには、羽織り物を持ち歩いて上手に調節すると良いですね。
それから、しっかり栄養を補給することも大切です。
夏場は食欲が低下しますし、汗と同時にミネラルなど身体に必要な成分も出て行ってしまいます。
そのため、どうしてもミネラル不足になり、内臓の働きが悪くなるのです。
すると胃腸が弱り、吐気が起こってしまうこともあります。
食欲がなく吐気がする時に栄養をしっかり、というのは辛いかもしれませんが、せめてミネラルをたっぷり含んだ麦茶などで、水分をしっかり補給してあげましょう。
また、眠気対策としては睡眠時の環境を整えてあげることが重要です。
ベッドを清潔にして、吸湿性、通気性に優れた寝具を用い、窓を開けたりエアコンを軽めに付けて寝入りばなだけ涼しくなるよう対策して眠ります。
リラックス効果のあるラベンダーなどのアロマを使用すると、より質の良い眠りが取りやすくなります。
こういったちょっとした工夫の積み重ねで、夏バテの症状を軽減することができるかもしれないのです。
まとめ
夏バテの症状は軽視してしまいがちですが、実は日中の生活や健康面にも悪影響を及ぼしてしまうようなものもあります。
特に吐気や頭痛、眠気といった症状は辛いものですので、生活習慣を整えて、できるだけ徹底対策していきたいですね!