花粉症の薬の副作用とはどのようなもの?注意すべきポイントは!?

くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみなど、とても不快で辛い症状を起こしてしまう花粉症。
これらの症状をどうにかするために、市販薬を服用する方は少なくありません。

ですが、市販の薬であっても、中には強い副作用を感じてしまう方がいらっしゃいます。
では、花粉症の薬の副作用にはどういったものがあるのでしょうか?
また、どのような薬のどんな成分や、どんな症状に注意すれば良いのでしょうか?

気になる点について解説していきます。

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花粉症の薬の副作用☆眠気が代表的

花粉症の薬の副作用で、特に有名で多くの人が悩まされるものと言えば眠気ですよね。
日中、仕事をがんばりたいのに薬で眠気がひどくなってしまうのは困ります。
また、車の運転などを行う人は、事故に繋がるので大変危険です。

実はそんな花粉症の薬による眠気という副作用は、第1世代抗ヒスタミン薬において起こるものです。
つまり、全ての薬が眠気を引き起こすわけではなく、現代では改良されて眠気を起こしにくいものも登場してきています。

眠気を誘発する第1世代抗ヒスタミン薬はポララミンと言い、これは中枢神経に作用するため、眠気を起こす性質を持っています。
市販薬ではパブロン鼻炎カプセルZやザジテンAL鼻炎カプセルなどに、この成分が含まれます。

眠気が気になる方は、薬剤師の方と相談しながら、眠気を起こしにくいタイプの薬を選ぶようにしましょう。

花粉症の薬の副作用☆マイナートラブル

他にも花粉症の薬の副作用で、直接命に関わるような重篤なものではないけれど、ちょっとした「マイナートラブル」が起こる例はいくつかあります。

例えば頭痛や便秘、めまい、動悸といったものが代表的です。
それから、女性の場合は生理不順を起こしてしまうこともあります。
特に眠気を感じにくいように改良してある第2世代抗ヒスタミン薬と言われるものの中に、無排卵周期症と言われる生理の周期を短くしてしまう症状を起こす副作用が懸念されます。

さらに、中には太るという困った副作用をもたらす薬もあります。
食欲を増やしてしまうような作用のある成分を配合したものもあるため、ダイエット中には注意が必要ですね。
セレスタミン配合の薬や、ぺリアクチンと呼ばれる薬には、こういった副作用があることが分かっています。

花粉症の薬がもたらすマイナートラブルは意外と多く、何げなく気軽に服用している市販薬でも、こういった困った症状の原因になっていることがあります。 何か体に異変を感じた場合は、服用を中止して医師や薬剤師に相談してみましょう。

花粉症の薬の副作用☆命に関わるものも!

花粉症の薬の副作用は、基本的には軽く済むマイナートラブルと言われるものが大半です。
ですが、中には命に関わるような症状を起こしてしまった例もありますので、油断をしてはいけません。

例えば、眠気などの副作用を抑え、他の薬に比べるとかなり副作用のリスクを軽減してあるアレグラ。
ですが、これが重篤な副作用を起こしたという例があります。

重い不整脈が起こることがあり、さらに子供が服用した場合に、痙攣が起こり、障害が残ってしまったということがあるのです。
アレグラは血糖値に作用することがあり、これが原因で低血糖が起こったということが、この副作用の原因でした。

アレグラも市販薬として販売されているので、服用する際には用法・用量をしっかり守り、もし異常が現れた場合には、すぐに使用を中止することが大切です。

他の市販薬でも、体質や飲み方によっては重篤な副作用が起こるリスクはゼロではありません。
気軽な印象のある花粉症の薬ですが、薬は薬ですので、副作用の危険性があるということはしっかり頭に入れておきましょう。ややこしくなるのを防ぎましょう。

まとめ

花粉症の薬で副作用というと、眠気しか知らないという方も多いでしょう。
ですが、実際には眠気以外にも様々な症状があり、時には危険な症状を起こしてしまう例もあるのです。

そのことを忘れずに、薬を服用する際には慎重になることが大切です。
どうしても市販薬で不安がある場合は、病院できちんと医師に相談して、飲む薬を決めるようにしましょう。

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