うちわ祭りの日程は2015年のいつ?このお祭りの行事はどんなもの?

うちわ祭りは埼玉県の熊谷市で行われている伝統的なお祭りです。
開催されているイベントはどれも見応え抜群で、今でも多くの人達が足を運んで見にきています。

もともとこのお祭りは赤飯を炊いて疫病を払うための祈願だったとされています。
そして後にこの赤飯がうちわへと変わっていったという背景があるのです。

ではこの大人気のお祭りでもあるうちわ祭りは、どういうお祭りなのかをご紹介していきたいと思います。

興味が沸きましたら、ぜひ足を運んでみてください!

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うちわ祭りの由来とは?

先程にも少し記載しましたが、もともとうちわ祭りの前は赤飯を炊いて疫病退散を祈願していました。

このお祭りが始まったのは江戸時代の頃だとされています。

当時は各家で親戚に赤飯を炊いて配っていました。
また商店の方ではお客さんに対して赤飯を配っており、それぞれ疫病退散を祈願していました。

もともと赤いものは邪を払うものとして言われてきていたので、赤飯が炊かれていたのではないかと言われています。

それがどんどん浸透されていき、「熊谷の赤飯振る舞い」がお祭りの名物となってきました。

そんな中、泉屋横町にあった料亭「泉州」の5代目の店主が、ある時生活必需品だった渋うちわを配ってみたのです。

渋うちわというのは、とても丈夫な作りになっているもので、火をおこしたりする時にもとても重宝するものでした。

そのうちわは井場仙製で、うちわの中でもとても有名なものだったので、たちまちこれが評判となってきたのです。

そこからは商店はお客さんに対して赤飯ではなく渋うちわを渡していくようになりました。

これが今の熊谷のうちわ祭りに繋がっているのです。
江戸時代からずっと続いている伝統的なお祭りで、今でたくさんの人で賑わいを見せているのです。

うちわ祭りで行われる行事とは?

ではこの熊谷うちわ祭りの行事はどんなものがあるのでしょうか?

【7月19日】※非公開

遷霊祭 21時〜(八坂神社)

こちらは非公開の行事となっていますが、ここからうちわ祭りは始まります。
愛宕八坂神社の灯りを全て落して、宮司が神輿に御霊を遷すものです。
これで神輿にその魂が宿るとされています。

【7月20日】

渡御発輿祭 6時〜(八坂神社)

拝殿前に神輿を配置して、お祭りの関係者約300人が整列していきます。
そして宮司による祝詞があげられた後は皆がそれぞれ玉串を奉納していきます。
その後7時から途上奉幣祭となり、各町にいる若者の100人が白丁をまとい神輿を担いでいきます。
そして市内四方を浄めていき、行宮へ向かいます。
そして10時半頃に約10kmを回って行宮へ神輿が置かれます。
そして宮司によって祝詞があげられます。

初叩き合い 19時〜(熊谷駅北口と東口)

これがこのお祭りの見どころといっても過言ではありません。
各町の山車や屋台がこの熊谷駅に集結します。
そしてここで初叩き合いが行われていきます。
これは本当に迫力があって圧巻されてしまうもので、多くの人たちで賑わいを見せています。

【7月21日】

巡行祭 13時〜(八木橋デパート前)

この行事も色々な人たちが見に来ていて大賑わいをしています。
歩行者天国となった国道17号を山車や屋台が12台終結します。
そして年番町が一番前となり西へ行って折り返して東へ歩いていきます。
多くの山車や屋台がこの国道を巡行していき、到着点の銀座で叩き合いをしてこの行事は終わります。

【7月22日】

曳合わせ叩き合い 20時〜(行宮)

この日からこのお祭りはさらに盛り上がりを見せます。
これは各町の山車と屋台が国道17号を中心として各地で叩き合いをします。
その後はお祭りの広場に集まって、曳合わせ叩き合いが行われます。
あたりにはお囃子が響いてたくさんの人たちが大盛り上がりをします。

年番送り 21時〜(行宮)

曳合わせ叩き合いの後は年番町と迎え年番町が舞台へと上がります。
その後、前年度の年番町によって口上が行われて年番札を送り渡します。
先程は大盛りあがりをしていた雰囲気が一気に厳かな雰囲気へと変わっていきます。

還御発輿祭 23時30分〜(行宮)

その後関係者がこの行宮へ集結していきます。
そして還御発輿祭が行われた後は熊谷祇園会の人たちによって神輿を本宮まで担いでいきます。

そして最終日の7月23日神輿が本宮へ返したところでお祭りは終了となります。

22日がお祭りのクライマックスと言っても良いくらいに盛り上がります。
一番たくさんの人が足を運ぶ日でもあるので混雑もするので注意してください。

うちわ祭りの日程やその他の情報

うちわ祭りの日程に関しては先程にも記述した通りです。
今年も7月19日〜7月23日の予定となっています。

19日は非公開となっていますので注意してください。
また、露店は21日と22日のみとなっていますので、こちらも注意してください。

交通アクセスについてもご紹介します。

電車の場合はJR高崎線・上越新幹線・秩父鉄道秩父本線の熊谷駅へ向かってください。
ちなみに八坂神社の方面へ行く場合は秩父本線の上熊谷駅へ行くと近いです。

そして車で行くという場合は関越自動車道の東村山ICから約25分、あるいは関越自動車道の花園ICから約35分、あるいか東北自動車道の羽生PAから約35分程かかります。

また気になる駐車場に関してです。

このうちわ祭りが開催されている時はお昼すぎにはもう混雑し始めます。

もちろん無料の臨時駐車場も設けられていますが、すぐに満車になってしまうことも予想されます。

近くにある駐車場としては熊谷駅の北口と南口にあるオーク駐車場がおススメです。
比較的収納台数も多いので、お昼くらいに行くとなれば駐車できるのではないでしょうか?

また熊谷スポーツ文化公園無料駐車場もおススメです。

この日は7月21日と22日のみしか駐車できないので注意してください。
ここからシャトルバスも出ているので移動も楽にできると思います。

ぜひ行きやすい方法で足を運んでみてください!

まとめ

関東一の祇園祭とも言われているこのうちわ祭り。
八坂神社と聞くと京都の八坂神社を思い浮かべる人も多いと思います。

しかし熊谷のこのうちわ祭も負けないくらい活気に溢れています。
ぜひ近場の人や興味が沸いた人は見に行ってみてはいかがでしょうか?

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