恵方巻の具材☆決まりはある?それぞれの意味や由来というのは?

節分と言えば恵方巻を食べるイベント、というイメージが強いですね。
最近では恵方ロールなどが出て、比較的自由度の高いものとなっていますが、そもそもこの巻きずしには、具材などの決まりはあるのでしょうか?

そこで、恵方巻の具材の決まりや、それぞれの由来、意味といったことについて調べてみました。

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恵方巻の具材の決まりは?

恵方巻には、昔から太巻きを用いるという決まりがあります。
そして、その具材は7種類ということになっています。
このように7種類が用いられるようになったのは、七福神が来てくれるように、という想いからだと言われています。

それから、この7種類の具材の内容に関してですが、これには特に決まりはありません。
コンビニや寿司店などでそれぞれに、独自のものが販売されていますが、何を巻いてもかまわないのです。

定番の具材としては、えびやうなぎ、しいたけ、かんぴょう、玉子焼き、でんぶ、きゅうりなどが挙げられます。
さらに、工夫を凝らしているものも多く、中には海鮮巻きと称してサーモンやまぐろなど、海の幸をふんだんに使用したものもありますね。

また、子供の場合は定番の具材などが苦手なため、中にはツナやカニカマなどをマヨネーズ風味で仕上げたサラダ巻きを用いる家庭もあります。 決まりとしては、7種類の具材を巻くということになっているのですが、徐々にこの風習は薄れてきているようです。

恵方巻☆由来や意味は?

7種類の具材を巻いた太巻き、という決まりが時代と共に変化してきている恵方巻。
では、これは一体、どのような由来から始まったものなのでしょうか?

この由来の説はいくつかあり、なんと戦国時代から始まったという話もあります。
現在のような、節分の日に巻きずしを食べるといった形になったのは、大正時代であると言われています。
ですが、これに関しては決して庶民の間で行われるようなイベントではなく、花街で行われるものでした。

それが一般庶民の間でも、節分に恵方巻を丸かじり、という風習を行うようになり始めたのは、昭和のことだと言われています。
大阪の鮓商組合後援会がチラシを発刊し、そこに節分の日に恵方を剥いて太巻きを丸かじりすることで幸運になれる、といった旨のことが記載されました。 恐らく、客足が少ない時期に集客するための手段として催されたイベントですが、それが少しずつ浸透していったというわけですね。

さらに一般の人々の間で一気に広まったのは、コンビニの参入が大きな原因になっていると言われています。
元々恵方巻の販売を始めたのはファミリーマートですが、広めたのはセブンイレブンという説が有力ですね。
平成元年に、恵方巻を全国に販売するようになり、これがきっかけで一気に広まったというわけです。

恵方巻は、意外と歴史が浅いものなのですね。
意味としては、やはり節分に七福神をイメージした7種類の具材が入った太巻きを丸かじりすることで福を呼び込むというのが大きいでしょう。 それから、具材を鬼に見立てて、邪気を追い払うという意味で丸かじりをするという説もあります。

恵方巻☆手作りするなら具材を工夫!

恵方巻の具材は、現在では特に大きな決まりはなくなってきているということですので、手作りする際には思い切り、オリジナリティーを出してみると良いですね。 例えば海鮮が苦手な方なら、甘辛く炒めた牛肉やキムチを巻いてみると良いでしょう。

また、子供ならソーセージなんかを巻くのも面白いですね。
手巻きずしにも色々な具材を巻くように、巻きずしでも、意外と様々な具材が美味しくいただけます。
ちょっと豪華な感じにしたいのなら、天ぷらなどを巻くのも素敵です。

回転ずしに訪れると、驚きのネタを用いた寿司が回ってくることがありますよね。
ハンバーグの軍艦なども登場します。
そういったものを参考に、オリジナリティー溢れる恵方巻を作って、丸かじりを楽しんでみましょう!

まとめ

節分に食べる恵方巻は、具材の決まりは特に厳重に決まっているわけではないということが分かりました。
これは、風習というよりは、どちらかというと楽しめるイベントという印象ですね。
クリスマスやバレンタインと同じような感覚と捉えて良いのでしょう。
太巻き、というのが一応の決まりにはなっていますが、丸々1本食べるのが厳しいなら、細巻きにしてしまっても良いかもしれません。

自分なりの楽しみ方を見つけて、節分というイベントを満喫しましょう!

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