ウイルス性胃腸炎☆赤ちゃんの症状は?かかったらどう対策する?

赤ちゃんの頃には、様々な感染症にかかりながら免疫を獲得し、強くなっていきますよね。
例えばウイルス性胃腸炎は、赤ちゃんがよくかかる病気の1つでもあります。
ですが、初めての赤ちゃんだと、ウイルス性胃腸炎がどのようなもので、どう対策すれば良いのか分からず困ってしまうこともあるでしょう。

そこで、そんな赤ちゃんのウイルス性胃腸炎の症状や、かかってしまった場合にどう対策すれば良いのか、といった点について紹介していきます。

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ウイルス性胃腸炎☆赤ちゃんの症状

赤ちゃんは病気になっても、どこが痛いとか、どうしんどいのかといったことを言葉にして伝えることができません。
そのため、ウイルス性胃腸炎にかかってしまった場合には、その症状をよく知っておき、保護者が気付いてあげることが重要になります。

ウイルス性胃腸炎で赤ちゃんの症状としてよく現れるのは、まず嘔吐です。
それからもう1つの症状として現れるのが、下痢ですね。
大人の場合は下痢が中心に起こることが多いのですが、赤ちゃんの場合が嘔吐がひどいことが大半です。

中には白っぽい酸っぱいニオイのする下痢便をする赤ちゃんもいます。
この場合は、ロタウイルスによる胃腸炎と考えられます。

赤ちゃんは嘔吐や下痢などの症状の進行が非常に早いため、ウイルス性胃腸炎を「嘔吐下痢症」と呼ぶこともあります。
保育園などに通わせている赤ちゃんの場合には、特に感染しやすいので、よく注意してあげましょう。

赤ちゃんのウイルス性胃腸炎の原因

赤ちゃんにウイルス性胃腸炎の症状をもたらすのは、ウイルスの感染が原因です。
ウイルスというのは、ノロウイルス、ロタウイルス、アデノウイルスなどが挙げられます。

これらは感染力の高いウイルスですので、人から人に感染してしまいます。
例えば集団生活などで、他の赤ちゃんが感染していたり、一緒に住む兄弟が感染していた場合には、接触感染によりどんどん拡大してしまいます。

もう1つの感染経路としては、病原体が付着したものを食べて感染するという経路ですね。
例えばノロウイルスは、牡蠣などの2枚貝から感染するというのは有名な話です。
ですが赤ちゃんの場合、口にするものは限られていますし、生ものを口にする機会も少ないでしょう。

そのため、病原体を含む食べものを口にしてウイルス性胃腸炎がかかるリスクよりも、人から人への感染の方が可能性が高いと考えられます。 特に何でも口に入れてしまう時期は要注意です。

赤ちゃんのウイルス性胃腸炎の対策

赤ちゃんにウイルス性胃腸炎の症状が見られたら、まずは病院を受診しておきましょう。

基本的に、ウイルス性胃腸炎そのものに効果を発揮する特効薬というものは、今のところありません。
そのため、治療方法は脱水を予防したり、下痢に対処していくという方法になります。

家庭での対策としては、まずこまめに水分を補給してあげることが重要です。
特に目が落ちくぼんだリ、唇や皮膚がカサカサしたり、おしっこの量が少なく、色が濃いような場合には脱水が進んでいる可能性があります。

しっかり水分を与えて、脱水症状を防いであげましょう。
水分さえも摂取できないような重症の場合、入院して治療することもあります。

それから、感染が拡大しないように、しっかり消毒などの対策を行っていくことも大切です。
ウイルス性胃腸炎には塩素系漂白剤が効果的と言われていますので、赤ちゃんの汚物で汚れた衣類は塩素系漂白剤でしっかり消毒し、また部屋を汚した場合にも薄めた塩素系漂白剤で拭き取るなどの工夫をしてみましょう。

まとめ

ウイルス性胃腸炎は冬を中心に流行する感染症の1つです。
ウイルス性胃腸炎の赤ちゃんの症状は、嘔吐や下痢など、見ているだけでも辛そうなものばかりです。
しかも保護者もお世話が大変な感染症でもありますので、できるだけ感染しないように工夫したり、感染してしまったら、早く完治するように安静を心がけるなど、きちんと対策してあげましょう。

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