夏にさっぱり美味しい梅ジュース。
家庭で手作りすれば、添加物などの心配もなく、嬉しいですよね。
ですが、そんな梅ジュース、泡や濁りが出てきてしまい、不安になってしまうことがあります。
では、この梅ジュースの泡や濁りは安全なものなのでしょうか?
予防や対処の方法についても紹介していきます。
梅ジュースの泡や濁りの安全性
梅ジュースの泡や濁りの安全性についてですが、これには安全なものと、飲まない方が良いものとがあります。
しっかり見極めることが重要です。
まず梅ジュースが濁ってくる原因の1つが、発酵によるものです。
梅由来の自然な酵母が含まれている梅ジュースは、発酵が進むと濁りや泡が発生してきます。
特に高温の場所に置いておくと、発酵が進みやすいため、このような状態になりやすいのです。
それからもう1つのケースは、腐敗してしまった場合です。
腐敗してしまえば、もちろん体に良くないものになりますので、飲むのはやめた方が良いですね。
基本的には発酵しているだけのものであれば、飲んでも大丈夫ですが、濁りや泡が腐敗、カビによるものである場合には、食中毒などの危険性があるので、もったいないと思っても迷わず捨てることが大切です。
梅ジュース☆泡や濁りの見分け方
では、梅ジュースの泡や濁りが発酵によるものか、それとも腐敗によるものかを見分けるにはどうすれば良いのか、というのも気になるところでしょう。
これは、まずニオイが分かりやすいポイントです。
発酵しただけのものなら、アルコールのようなニオイがあります。
ですが、腐敗していれば刺激臭、異臭と言えるニオイが発生するので、明らかに腐った物のニオイと感じた場合は、飲まないようにしてください。
それから、カビが生えてしまった時には、梅ジュースの表面が変わります。
ふわふわしたものが浮いているような状態になっている時には、これはカビである可能性大なので、捨ててしまった方が良いでしょう。
白い泡がシュワシュワと出ていて、濁りが発生しており、ニオイも刺激臭や生ごみ臭いニオイではなければ、発酵と判断することができます。 発酵であると判断できた場合には、対処すれば飲むこともできます。
梅ジュース☆泡や濁りの予防と対処法
梅ジュースの泡や濁りの発生を予防するためには、まずは温度管理が大切です。
高温の場所では発酵が進みやすいため、できるだけ涼しい場所で保管しましょう。
25〜28度くらいになると酵母の活動が活発になるため、この温度以下の場所がおすすめです。
それから、熟しすぎた梅を使ったり、砂糖を控え目にした場合には、これらの症状が起こりやすくなります。
できるだけ熟していない梅を用い、保存性を高めるために、砂糖もしっかり使用しましょう。
もしこれらの対処をしても、泡や濁りが発生してしまった場合、これが発酵であれば対処が可能です。
1度、梅ジュースに火を通して、完全に冷ましてら、煮沸消毒した瓶に入れなおします。
この火を通す時ですが、鍋に入れ、火にかけて弱火で煮込むようにしていきます。
加熱には、ホーローやステンレスなどのお鍋を使用しましょう。
アルミ鍋だと、色が変色してしまうこともあります。
漬けこんでいる途中段階で泡や濁りが出てきた場合には、梅とシロップに分け、シロップのみを加熱します。
梅は取り出しておくと、泡や濁りが起こりにくくなります。
加熱処理したシロップは、冷蔵庫で保存しておくと、腐敗が進みにくく安心ですね。
このように予防と対処をきちんとすることで、せっかくの梅ジュースがムダになってしまうのを避けましょう!
まとめ
梅ジュースの泡や濁りには主に2つの原因があり、単なる発酵である場合と、腐敗が進んだ結果である場合とがあります。
安全なものと危険なものとがありますので、嗅覚と視覚を使って、しっかりチェックしておきましょう!
安全な発酵によるものである場合にも、しっかり対処して、心から安心して飲める梅ジュースに仕上げたいですね。