お正月に欠かせないのがお汁粉もしくはぜんざいですね!お餅とあんこの絶妙な組合せがたまらない!という方もいらっしゃるのではないでしょうか?
また、お汁粉やぜんざいという呼び方にもやはり秘密はあるようなのです。
そこで今回はお汁粉もしくはぜんざいのことについて様々なことをご紹介していきたいと思います。
ぜひお正月の豆知識として知っておいてくださいね!
そもそもお汁粉の起源とはどのようなものなの?
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お汁粉もしくはぜんざいというのはお正月には欠かせませんが、これは鏡開きにも大きな関係があります。
鏡開きというのは、お正月に歳神様へのお供え物として置いた鏡餅を11日に下げて、包丁を使わずに木槌などで割って細かくして、お汁粉に入れて食べるという一連の流れのことを言います。
このお汁粉というのも鏡開きの流れの中でとても大切なものなのです。
では何故包丁を使ってはいけないのでしょうか?
実は鏡餅というのは先ほどにも書いたように、歳神様へのお供え物です。
それに刃物を入れるというのはとても縁起が悪いとされてきたからです。
なので「割る」とか「切る」というのも縁起が悪いということから「鏡開き」という言葉になったようです。
そしてこの鏡開きというのは1月11日に行うのが一般的です。
実は江戸時代の途中までは鏡開きは1月20日に行われていました。
しかし三代将軍である徳川家光が4月20日に亡くなってしまったことから、20日に祝い事を行うのは良くないとされてきました。そこから1月11日に行われるようになったという説があります。
このように長い時代を経て今の鏡開きがあります。
何気なく食べていたお汁粉にはこのような意味が込められていたんですね!
お汁粉とぜんざいの違いは何なのか?
ちなみに私はお汁粉と呼んでいますが、人によってはぜんざいと呼ぶ方もいらっしゃるようです。
ではお汁粉とぜんざいの違いとは何なのでしょうか?
大きく分けてお汁粉とぜんざいの違いというのは、関東地方や関西地方それぞれ意味合いが異なっているのです。
関東地方と関西地方でこのような違いあるようですね!
では、何故お汁粉と呼ぶようになったのでしょうか?
これは汁気があるからお汁粉と呼ぶようになったというのがやはり一番有力な説です。
これは何となくわかりやすいですよね!
では何故ぜんざいと呼ぶようになったのかはご存じでしょうか?これには諸説あります。
出雲地方では神様が日本中から集うとされている10月に神在祭というものが行われています。
そこで振る舞われるのが「神在餅」(ジンザイモチ)と呼ばれるものでした。
その「ジンザイ」が出雲弁になったことで「ぜんざい」と呼ばれるようになったという説があります。
様々な説はありますが、今はこのような違いがあるようです。
お汁粉は小豆だけではない!?意外なアレンジ方法とは
お汁粉というのはやはり小豆を使用するのが一般的ですよね!
ですが最近になって様々なアレンジをするレシピも増えてきています。
そこで最後にそのアレンジ方法についてご紹介していきたいと思います。
【胡麻の香りが良い!黒ごま汁粉】
●練り黒ゴマ→大さじ4
●水→400ml
●砂糖→大さじ4~6
●塩→少々
●白玉粉→80g
●(白玉粉を溶かす)水→大さじ6~8
です。
あんこが苦手だという方にピッタリのお汁粉です。
黒ごまの良い風味が白玉を美味しく仕上げてくれます。
もちろん鏡餅で使用したお餅を使ってもOKです!
【抹茶と小豆の組合せが良い!抹茶汁粉】
●白玉粉→60g
●抹茶→小さじ2
●熱湯→大さじ2
●葛粉→26g
●水→600ml
●ゆで小豆缶→大さじ8
抹茶の汁に白玉粉もしくはお餅を入れて最後に小豆を添えると和の雰囲気がより増します!
抹茶と小豆の美味しい組合せをぜひお汁粉にもやってみてください!
他にもパンプキン汁粉であったり、クルミの汁粉であったりと様々なアレンジ方法が紹介されています。
今までのお汁粉にちょっと変化をつけたいという方はぜひやってみてください!
まとめ
このようにお汁粉もしくはぜんざいには長い歴史があり、またそれぞれ違うもあるようです。
長い日本の伝統行事でもあるので、ぜひこれらの意味があるんだということを踏まえて、鏡開きを楽しんでいってくださいね!