仙台七夕祭りの飾りには由来があった!?七夕祭りについて知ろう!

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七夕祭りと聞いて思い浮かべるのは仙台七夕祭りではないでしょうか?
毎年8月に開催されている仙台七夕祭りは、美しい飾りつけや花火などが開催されており、多くの人達がこのお祭りを見に足を運んでいます。

また、8月中なので夏休み中の子供たちも楽しみにしているイベントとなっています。

実は七夕祭りに使われている飾りつけにはそれぞれ由来と意味が込められているのをご存知でしょうか?

今回は七夕祭りの由来と飾りつけに込められた意味についてご紹介していきます。
これらの意味を知って見るとまた違った見え方があって面白いですよ!

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そもそも仙台七夕祭りはいつから始まったのか?

今では仙台市では有名となった仙台七夕祭りとなっていますが、そもそも始まりはいつだったのでしょうか?

それは江戸時代にまで遡っていきます。
伊達正宗が1629年の7月7日に母親である保春院の七回忌の際にとある歌を詠みました。

「七夕の逢瀬ながらも暁の別れはいかに初秋の空」と詠まれており、このことから七夕の行事は既に取り入れられたとされています。

また、他にも伊達正宗が婦女子文化を活発化させるために七夕を奨励したという話もあります。

その後四代目藩主である伊達綱村が8歳の時に書いた七夕の書があります。
つまり武家の中でも七夕の行事が行われていたことがわかります。

この時代の仙台七夕祭りは武家屋敷や商人など身分を問わずに町の人々全員が楽しむイベントとなっていました。

しかし、明治維新の後に七夕祭りはどんどんと衰退していってしまうのです。
また不況の時代に差し掛かった時にはほとんど行われていなかったのが現状です。

そして復活したきっかけとなったのが昭和に行われた東北産業博覧会でした。
これを機会にもう一度復活させてみようということになり、博覧会が終わった後に七夕祭りを開催しました。

それが大盛況となりそこからまた七夕祭りが復活していったのです。
そこからどんどんと飾りつけが豪華なものになってきました。

もともと仙台の七夕祭りとは昔は7月6日に行われていました。
明治時代になってからは陽暦である8月6日から8日まで行われるようになりました。
またその時から6日に竹を立てるということも行われていたようです。

七夕祭りは雨の日でも楽しめるように様々な工夫がされています。
なので一度この豪華な七夕祭りを見に仙台へ訪れてみてはいかがでしょうか?

七夕祭りに飾られている飾りの意味とは?

では実際に七夕祭りで飾られている飾りに今度は着目してみましょう。
実は1つ1つにしっかりとした意味が込められているのを皆さんはご存じでしょうか?

まず七夕の代表格ともいえる短冊です。

昔の短冊の意味としては、6日の朝にサトイモの葉にたまった夜露をころがしていき、綺麗な川で洗って清めた硯にうつしとり、それで墨をすっていきました。

そしてそれを使って詩歌や「七夕」「天の川」と書いていたのだそうです。
これには歌や書を書くのを上達できますようにと願いを込めていました。

それが語り継がれていき、現在では願い事が叶いますようにという意味を込めて書くようになりました。

次に吹き流しと呼ばれるものです。

これは昔の織糸を垂らしている状態を表したものです。
昔の人はこれに織物や芸術などの上達できるように願いを込めていました。

七夕祭りで見られる五色の織糸の形のような飾りはここからきています。

次に折鶴についてです。

これは病院で入院している人にも千羽鶴を折って送ったという人も多いのではないでしょうか?

この折鶴には延命長寿や健康の願いが込められています。
昔は家の最年長者の年齢の数だけ折って吊るしていました。

次に投網についてです。

網を見ると連想されるのが漁師などの魚関係に関するものではないでしょうか?
この投網は豊漁を祈ったとされ、同時に食べ物に困らないようにという願いも込められています。

またその年の幸せを引き寄せるものともされていました。

次に屑籠についてです。
この籠の中には和紙飾りの屑が入っています。

これには清潔さと節約の大切さを得るためのものだとされています。
裁ち屑であってもちゃんと使い切りましょうということからそういった意味が込められているのかもしれませんね!

それと似たものが巾着です。

これは巾着袋と言われるようにお金にまつわる願いが込められています。
富を呼び、節約と貯金の心を養いましょうという願いを込めて飾られています。

そして最後に紙衣と呼ばれるものです。
これは紙で作った着物のことを呼びます。

これによって裁縫や技芸が上達できますようにと願っていました。
またこれは七夕で用意した竹の一番先端に吊るすものとされています。

これには子供たちが元気に育つように病気や災いの身代わりにするものとされているからです。

この紙衣には様々な意味が込められているのですね!

このように七夕祭りで飾られている飾りにはそれぞれしっかりと意味が込められているのです。

その意味を踏まえて見てみるとまた違った見え方がして楽しいかもしれませんね!

実際に仙台七夕祭りへ行った人の口コミは?

では次に実際に七夕祭りへ行った人たちの口コミを見てみましょう。

色々なお店に飾られているものを見るとどれも大作の飾りつけとなっていました!

夏休みということもあり、混雑していましたが
お店で買い物をしたり食べたりとして色々と楽しめました!

1年に1回のお祭りなので、皆は毎年気合いを入れて飾りつけをしています。
それぞれのお店に飾られているものを見るだけでも楽しくなってきますね!
またお店で買い物をしながら楽しめるというのも高ポイントのようです。

前夜祭では盛大に花火が打ち上げられています!

そして七夕祭りでは様々な七夕飾りがあって、楽しめました。
写真を撮りながら歩いている人もいるのでやや混雑していました。

3日間だけの開催なので、とても貴重なものだと思います!
ぜひ一度は行くべきお祭りです

七夕祭りは当日だけではなく前日に打ち上げられる花火も見物です!
あまりにも美しい飾りつけなので写真を撮りたい人もやはり多いようですね。
写真を撮る際には通行の邪魔にならないように気をつけましょう!

他の口コミを見てみても混雑して移動がちょっと大変という声が見受けられます。
ただそれ以上に飾りつけが本当に豪華で見応え十分なので、満足だという声が多いです。

色々なお店を見回りながらのんびりと七夕飾りを見るのでも十分楽しめそうです!

まとめ

仙台七夕祭りは東北三大祭りの1つともされている大きなお祭りです。
夏休みという時期もあるので家族連れなども多く見られます。

比較的行きやすい日程となっているので、もし機会がありましたら、一度は足を運んでみてはいかがでしょうか?

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