郡上おどりの由来とは?郡上おどりについて知って見に行ってみよう!

郡上おどりというのは日本三大盆踊りの一つとされている踊りです。
主に群上市の八幡町や八幡神社などを中心に行われており、とても賑わう盆踊りです。

期間としては大体7月〜9月に開催されており、32夜にわたって開催されています。

特に8月の中旬に行われている徹夜踊りは明け方までずっと踊り続けているものとしており、とても賑わいを見せています。

そこで今回は郡上おどりとはどのようなお祭りなのかをご紹介していきたいと思います。
もし興味を持ちましたら一度見に行ってみてはいかがでしょうか?

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郡上おどりの由来とは?

では郡上おどりが始まった由来というのはどのようなものなのでしょうか?

実はこの踊りの起源は明確にはわかっていません。
しかし400年もの伝統を持っている踊りだとされてきています。

この踊りが出てきた当時は、徳川家光の時代でした。

当時群上の領主であった沿道左馬之慶隆が関ヶ原の戦いの軍功が認められ、八幡城へ復帰して領主となり、城郭や庶政を整えていきました。

そして戦いが収まってきた1627年には郡内にいる人々の安定と平和を祈るために盆踊りを奨励するようになりました。

これらは主に宮や寺の境内などで行われていました。

その後も時代は続き、遠藤家の4代目の時には様々なお寺を建立していきました。
その功績を見て城主格から城主として認められるようになったのです。

またこの4代目は文学にも秀でており、民衆で流行った和楽にも親しみと理解がありました。

そこから士農工商をもっと浸透させていくために誰でも参加できる盆踊りを奨励したのです。

そこから領民皆が楽しく盛り上がれる場所を提供してきたのです。
それが今の郡上おどりに繋がっているとされているのです。

このどんな身分でも参加できるというスタンスで続けてきたので、今の郡上おどりも誰でも気軽に参加できるような仕組みになっているのです。

どんな人でも盛り上がれる盆踊りというのはやはり楽しいですよね!

郡上おどりの踊りの種類とは?

一言で郡上おどりと言っても実は色々な踊りの種類があるのです。
それは大きく分けて10種類あるとされています。

まず代表的な踊りとされている「かわさき」です。
「郡上の八幡出てゆくときは 雨も降らぬに袖絞る」という歌詞は地元の人たちから見るととても有名な歌詞です。

この歌は大正時代に作られたものとされており、歴史が長い歌でもあります。

この時の踊りは基本となる踊りとなっており、一晩で何度も繰り返して踊ります。
なのでまず覚えるとしたらこの踊りだとも言われています。

2つ目は「古調かわさき」です。
これは今のかわさきの原曲となっている踊りです。

踊り方としては今のかわさきの踊りよりも古調部分を残したものとしています。
なので単純で素朴な踊りだと言われています。これもとても親しみにある踊りです。

3つ目は「三百」です。
これも全体的に古風な印象がある踊りです。

先程にも出てきた古調かわさきと少し似ている部分もあるようです。

4つ目は「げんげんばらばら」です。
これも郡上おどりの代表的な踊りの1つとされています。

とても不思議な歌詞でありながらも親しみが込められている踊りです。

口説き形式という歌詞になっており、飛んだりすることもあるので少し激しい踊りとなっています。

また本来郡上おどりは時計回りに回って踊るものなのですが、この曲の場合は反時計回りに回るのも特徴的です。

5つ目は「春駒」です。
この踊りは群上八幡が発祥だとされています。

これも跳ねて踊るようなタイプのもので楽しい踊りとなっています。

6つ目は「やっちく」です。
長い歌詞を単調な曲調に合わせて歌うものとなっています。

鈴木主水などの近世の流行歌なども歌われ、親しみのあるものとなっています。

7つ目は「猫の子」です。
両手を腰の横で振りながら回るものとなっています。
その姿が子猫の仕草のようだとも言われています。

これは徹夜踊りの時でしか踊られないものなのでそんなに頻繁に見ることはできません。
覚えるのは大変だと言われていますが、とても可愛らしい踊りで人気があります。

8つ目は「さわぎ」です。
これも楽しい歌詞に合わせて踊るものです。

なので賑わいながら踊れるものとなっています。

9つ目は「郡上甚句」です。
これは江戸時代に流行した歌を取り入れたものです。

古風な雰囲気を残しながらも盆踊りに最適な曲調となっており、長く親しまれた踊りとなっています。

そして10つ目が「まつさか」です。
これは踊りの晩の最後に1回しか踊らないものとなっています。

儀礼的な意味合いもあるので、とても貴重なものです。
味わい深い踊りでも単純な踊りなので誰でも踊りやすいものとなっているのです。

このように郡上おどりと一言で言っても様々な踊りの種類があります。
これらを使い分けて踊れるようになると楽しいこと間違いなしですね!

2015年の郡上おどりはいつ開催される?

さて毎年賑わいを見せている郡上おどりですが、2015年も開催が決定いたしました。

期間としては7月11日〜9月5日まで開催する予定となっています。

その中でも8月13日〜8月16日の4日間は孟蘭盆会として開催し、20時から翌朝4時まで開催する予定となっています。

この期間ではどこかで踊りが踊られているので、とても賑わいを見せると思われます。

時間帯としては平日や日曜日は20時〜22時半まで開催し、土曜日は19時半〜21時半まで開催する予定となっています。

多少の雨ならば決行する予定となっています。
また駐車場もいくつか開放される予定となっていますので、併せてそちらも確認しておくと安心です。

毎年このお祭りを楽しみにしている人も多く、このお祭りの光景を見るために足を運ぶ人も年々増加傾向にあるようです。

ぜひこの機会に元気で楽しい盆踊りに参加してみてはいかがでしょうか?

まとめ

夏祭りでよく踊られる盆踊りですが、これだけの長期間踊るのも珍しいと思います。
活気あふれる場所となるので見ているこっちも元気になってくること間違いなしです!

ぜひこの郡上おどりに興味を持ちましたら、足を運んでみてくださいね!

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