ほおずき市の由来とは?意外と知られていないほおずき市について

みなさんは「ほおずき市」というものを聞いたことがありますか?
この言葉を聞くと思い浮かべる場所というのは、やはり浅草寺ではないでしょうか?

毎年夏の時期になると浅草寺でほおずき市が開催され、参加するためにたくさんの人が浅草寺へ訪れているのです。

そこでほおずき市というのはどのようなものなのか?
そしてどんな由来があるのかなどをご紹介していきたいと思います。

日本の風情が感じられるイベントとなっていますので、ぜひほおずき市のことを知って、一度足を運んでみてください!

スポンサーリンク

ほおずき市の由来とは何なのか?

ほおずき市というのは実は観音信仰と深い繋がりがあるのです。

昔から観音様とのご縁がある日、つまり縁日は毎月18日だとされてきました。
そしてこの縁日に参拝をすると観音様がその祈願を聞き入れてくださって、大きな効果をもたらすと語り継がれてきたのです。

そして室町時代の頃からは「功徳日」という日も設けられました。
この日に参拝をすると1回参拝をするだけで100日分(あるいは1000日分)の御利益があるとされたのです。

なのでこの功徳日になるとますます多くの人たちが参拝をしに訪れてきました。

その功徳日の中でも特に多い日にち分のご利益があるとされてきたのが、7月10日の功徳日です。

この日は何と1日参拝すると46000日分のご利益があるとされたのです。
なのでこの日の参拝は特に多かったようです。

そしてこの日に一番乗りで参拝したいという人が徐々に増えてきて、前日から訪れる人も増えてきました。

そのことから7月9日と10日が四万六千日の縁日としたのです。
そして人がたくさん集まってくると自然にできるのが「市」です。

そこで登場してきたのが、そのほおずき市なのです。
では何故ほおずきが出てくるようになったのでしょうか?

元々は東京都港区にある愛宕神社の縁日でほおずきを売っていたのが起源だとされています。

当時ほおずきは煎じて飲ませると癪という痛みを伴う内臓疾患に効果を発揮すると言われてきました。

なので愛宕神社の縁日に行った際によくほおずきを購入して持ち帰る人も多かったようです。

でも皆さんはほおずき市と聞くと浅草寺を思い浮かべますよね?
港区から始まったとされているのに何故浅草寺が有名になったのでしょうか?

それは鎌倉時代にまで遡ります。
源頼朝が奥州へ討伐へ行った時の帰り道に浅草で休憩をしました。
しかしそこで日射病で倒れてしまった兵士たちがたくさん出てきてしまったのです。

そこで頼朝はほおずきを食べさせて、その兵士たちを元気づけたのです。
この話から「ほおずき=浅草」というイメージが定着されてきました。

無病息災のご利益もあるので、ぜひ一度ほおずき市へ立ち寄ってみてください!

ほおずき市の時間や値段について

ではほおずき市の時間や値段について浅草寺を参考にしてご紹介していきます。

浅草寺のほおずき市は毎年前後しますが、大体は8時?21時頃までと、ほぼ一日中開催されています。

1日目の場合はまだ残っていることもあるので、中には23時近くまでやっているお店もあるそうです。

しかし2日目になるとほおずきの数も減ってきているので、遅くまでお店を開けている所はほぼなくなってしまうのでそこは注意しておきましょう。

そして気になるお値段についても併せてご紹介します。
ほおずきは「鉢植えタイプ」と「枝ものタイプ」と「実だけタイプ」があります。

鉢植えタイプのほおずきは大体2500円くらいだとされています。
そして枝ものタイプのほおずきは大体1000円くらいです。

そして実だけを袋に詰めたものは大体500円くらいが相場です。
なので金銭面に余裕がなくても買いやすいですよね!

またこのほおずき市が開催されている時はとても混雑することが予想されます。
車で行く場合は駐車場が満車になってしまったりすることも予想されますので、早めに行くことをおススメします。

それでも不安な場合は公共交通機関を使うと安心です。
友達同士でも恋人同士でも家族で行っても楽しめるような市となっています。
ぜひ色々な人を誘って行ってみてください!

ほおずき市へ行った人の口コミをご紹介!

ではここで実際に浅草寺のほおずき市へ行った人たちの口コミをご紹介します。

【2014年の浅草寺のほおずき市へ行ってきました!
450軒近くのほおずき屋台がたくさん並んでいて見ていてとても楽しかったです!
また江戸風鈴の音色もあちこちで聞こえてきたりして、日本らしい雰囲気が感じられていてとても素敵だなと思いました。
今年は残念ながら台風が近かったりしたので人はやや少なかったように感じられたかもしれませんが、それでも大賑わいをしていました】

基本的にほおずき市は多少雨が降っていても開催されます。
ただし台風などが直撃してしまうと中止になってしまうので注意してください!
日本らしい雰囲気で開催されているので、とても楽しい思い出が作れそうですね!

【日本人だけではなく外国人の方も多くいらっしゃっていました。
そう考えると浅草寺は世界の人たちからも愛されているんだなって実感します。
ほおずき市も色々と屋台が出てどこで買おうか迷ってしまいました(笑)
一緒に行った子供たちも楽しそうにしていたのでよかったです!
来年もぜひ行きたいと思います】

浅草寺はもともと外国人の方が観光で立ち寄ることも多いです。
なのでほおずき市などのイベントが開催されている時も多くの外国人の観光客が足を運んできます。

そう考えると日本らしいこの雰囲気は外国の方からも人気があるんだなというのが感じられますね!

子供たちでも楽しく過ごせるような雰囲気なので家族連れでも安心です!

まとめ

ほおずき市は昔からずっと行われてきたもので、とても伝統のある市です。
ほおずきを買わなくても雰囲気だけでも十分楽しめるのではないでしょうか?

ぜひ時間がありましたら一度ほおずき市へ行ってみてください!

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする