忘年会の意味や由来って!?いつから行われるようになったの?

年末が近づくと、「そろそろ忘年会の計画をしないとな〜・・・」「忘年会シーズンだから太るかも!」なんて会話も増えますよね。 では、この「忘年会」というもの、そもそもの意味や由来とは何なのでしょうか?
年を忘れる会なんて、名前からして、よくよく考えてみれば不思議な感じがしますよね。

そこで、そんな忘年会の意味や由来、いつから行われるようになったのかなど、気になるポイントを調べてみました。

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忘年会の意味や由来とは?

「忘年会」という言葉は、年を忘れる会。
では、この忘年会の意味や由来はどのようなものなのかと言うと、まずこの言葉に込められているのは「終わりよければすべてよし」という気持ちになります。

1年間、色々なことがあったけれど、済んだことは水に流して気持ち良く新年を迎えよう、という意味が込められた言葉なのですね。

この忘年会、元々は鎌倉時代に行われていた「年忘れ」という会が由来となっています。
年忘れという言葉が、変化して忘年会と呼ばれるようになったと考えられますね。

忘年会の由来となった年忘れですが、これが行われていたのは鎌倉時代。
実はかなり古くから、「1年のイヤなことは忘れて気持ち良く新年を迎える」という風習があったことが分かります。

日本における忘年会は、実は古い歴史のある習慣なのですね。

忘年会の意味や由来☆いつから?

忘年会の意味や由来を探るうえで、いつから、どのような形で忘年会というものが行われるようになったのか、という点もしっかり確認しておきたいですよね。

まず由来となった年忘れですが、鎌倉時代、年末に行われていたこの会では、連歌を読む目的があったとされています。
つまり現代の忘年会のように、「みんなでわいわい飲んで食べて楽しもう!」という意味の会ではなかったわけですね。
この時代は、貴族、武士が厳かに楽しむ会であったことが分かります。

では、これがいつから今のようなスタイルの忘年会になったのか、ルーツを探ってみましょう。
実は、現代に近い形の忘年会が開催されるようになったのは、江戸時代であると言われています。

江戸時代には、親しいものが集まって、1年間の積もった憂さを晴らすためという目的で一般庶民が楽しむ会が開かれるようになりました。 これが、現代の忘年会に繋がっていると言えます。

ですが、この時代には武士の間では忘年会は行われなかったようです。
武士はあえて忘年会は行わず、新年会を行うことで、一般庶民との階級の違いを見せていたというわけですね。

さらに明治時代になると、現代により近い形の忘年会が行われるようになります。
官僚や学生という立場の方々を中心に、賑やかな忘年会が開催され、毎年、年末の楽しみとして徐々に浸透していったというわけです。

忘年会には、意外と長い歴史があるのですね。

忘年会の意味☆現代は?

忘年会の意味や由来を理解したところで、さらに現代の忘年会をチェックしてみましょう。

現代の忘年会では、会社や友人などと集まり、賑やかに騒ぐことが定番になってきています。
1年の憂いを晴らす、という意味も多少はあるのかもしれませんが、どちらかと言えば「集まるための1つの口実」という意味合いが強くなっていますね。

忘年会だからと言って、特に1年を振り返ったり、新年に向けて抱負を語ったりするということは少なくなり、ただ美味しいものを食べて飲む、という形が主流です。 場所もカジュアルな飲食的などが利用されることが多く、これも現代らしい風潮が反映されていると言えますね。

まとめ

忘年会の意味や由来について、深く考える機会は少ないですが、こうして見てみると意外と歴史が古く、深い意味が込められているものであることが分かりますね。 忘年会に関する雑学、忘年会を開催した時にも、話題の1つとして楽しんでみても良いかもしれません。

また、せっかくですから、ただ集まって飲んだり食べたりを楽しむだけではなく、1年を振り返って反省などを語り合うのも良いかもしれません。 そして、新年に向けて気持ちをスッキリ切り替えられるような、素敵な忘年会にしたいですね!

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