皆さんもご存知だとは思いますが、お彼岸というのは春と秋で1年に2回あります。この時期になるときっとお墓参りに行って、ご先祖様挨拶をするというご家庭も多いのではないでしょうか?そんなお彼岸について皆さんはどれくらい知っているでしょうか?
今回は意外と知られていないお彼岸についてとお墓参りのことについてご紹介していきたいと思います。ぜひ正しい時期にお墓参りに行けるようにしておきましょう!
2015年のお彼岸の期間はいつなのか?
では早速2015年のお彼岸の期間をお伝えいたします。2015年の春の時期のお彼岸は 3月18日~3月24日の1週間で、秋の時期のお彼岸は 9月20日~9月26日までの1週間です。毎年3月と9月にお彼岸があるから、2015年もこの時期だとわかりますね!
ここで、あることに疑問が出てきます。2014年の時とお彼岸の時期が少しズレているような気がしませんか?実はお彼岸の期間というのは毎年変わっているのです。それは何故なのでしょうか?
基本的にお彼岸の期間とされているのは春分の日や秋分の日を真ん中として、その前後の3日間を含めた1週間としています。ここで気がつくと思いますが、お彼岸の期間の目印となる春分の日や秋分の日は毎年日にちが変わっているのです。
その為、お彼岸の時期というのは少しズレてしまうのです。なのでお彼岸の時期を知るためにもこの2つの祝日は把握しておくようにしておきましょう!
お彼岸にお墓参りをするのはなぜ?どのタイミングで行くべき?
お彼岸の時期になるとお墓参りをするのが習わしとなっていますが、それはなぜなのでしょうか?
本来仏教では、死後の世界、つまりあの世のことを彼岸と呼んでいます。そして私達がいる世界、つまりこの世のことを此岸と呼んでいます。この世界の位置を見てみると彼岸(あの世)は西の位置で、此岸(この世)は東の位置にあると言われています。
そしてお彼岸の時期の目印となる春分の日や秋分の日の太陽の動きを見てみると、ほぼ真東から昇っていき、ほぼ真西に沈む日となっています。
つまりその日は彼岸と此岸がよく通じるようになり、ご先祖様に祈りが届く時期だとされました。そこから、この時期にお墓参りへ行き、日頃の感謝の気持ちを伝えたりするようになりました。
さて、上記のことからお彼岸にお墓参りをする理由はわかりましたが、どのタイミングでお墓参りに行けばいいのか等、わからないことだらけです。せっかくなので意味のある日にお墓参りに行きたいですよね?
次はお墓参りに行くタイミングをご紹介していきたいと思います。
基本的にお彼岸の期間であればいつでもお墓参りをしても良いというのが大多数の意見でした。この意見からもわかるように、実はお墓参りはこの日にしなくてはならないといった決まりはないようです。期間内で家族皆の都合が良い日に合わせて行くのがベストのようです。
その中でも、やはり祝日である春分の日や秋分の日や休日にお墓参りをすることが多くなってきている傾向にあります。そこまで日にちにこだわることはないようなので、皆で都合を合わせて家族皆でご先祖様にご挨拶行けるようにしてあげるのが1番良いようです。
お彼岸のお墓参りのマナーを確認しておこう
では最後にお墓参りのマナーについてご紹介していきたいと思います。色々な場面でお墓参りをすることがあると思うのでぜひ参考にしてみてください。
まず服装についてですが、お彼岸の場合はあまり派手な格好でなければ喪服を着る必要はありません。また、香水もやめておきましょう。
では次にお墓に着いたらどのような手順を踏むのかご紹介していきたいと思います。
まずはお墓周りを綺麗にしていきましょう。お墓の周りをほうきで掃いておいたり、周りに生えている雑草を抜いたり、お墓にある花立てや香炉も綺麗にしてあげましょう。基本は水洗いでタワシは使わずにタオルやスポンジ等の柔らかいもので拭いていきましょう。
そして次にお花やお供物を供えていきます。お供物について気をつけることとして、 お墓参りの後にお花以外のお供物は持ち帰るのがマナーです。というのも、カラスが食べて散らかしてしまったり、腐敗してしまったりするからです。なのでお供え物をしたら忘れずに持ち帰りましょう。
そしてお供物を供えたら次に水鉢に水を注いでいき、お線香をあげていき、お参りをした後に帰ります。これらの手順を守って心を込めてしっかりお参りをしていきましょう!
まとめ
このようにお彼岸の期間やお墓参りのマナーについて色々なものがあります。気持ち良くご先祖様に感謝の気持ちを伝えるようにぜひこれらに気をつけてお墓参りに行くようにしましょう。