風邪の症状☆順番はどんな感じで出てくる?熱はどのタイミング?

秋冬になると、乾燥した空気と寒さのために様々なウイルスが活発になります。
少し免疫が低下しているような時には、これらのウイルスに感染し、風邪の症状をひきおこしてしまうことも多いですね。

そんな風邪の症状、順番はどんな感じで現れてくるのでしょうか?
できることなら初期症状として現れたところで対策していきたいものです。
それから、熱はどんなタイミングで出てくるのでしょうか?

意外と知らない風邪の症状の基本をチェックしてみましょう。

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風邪の症状の順番☆初期

風邪の症状の順番で、まず初期に起こってくるものとしては、以下のようなものが挙げられます。

・鼻水・鼻づまり
・くしゃみ
・咳・痰
・のどの痛み・赤み

これらは鼻やのどの粘膜にウイルスが付着し、炎症を起こし始めている状態です。
粘膜という部分は身体にウイルスが侵入するのを防いでくれる部分ですので、こういった症状を起こしやすくなっています。

鼻水・鼻づまりなどは、鼻の粘膜にある肥満細胞からヒスタミンという化学物質が分泌されることで起こってきます。
花粉症を起こす時と同じような原理ですね。

それから乾いた咳が出る時には、のどが炎症を起こしていると、脳の咳中枢が刺激を受けていると考えられます。
これらは風邪のごく初期の症状ですが、それなりに抵抗力のある大人なら、多くの場合、この初期症状のままですぐに回復してしまいます。

ただし抵抗力が弱っている時や子供・高齢者の場合などは、ここから悪化していくこともあるので、慎重に対策していくことも大切です。

風邪の症状の順番☆発熱

風邪の症状の順番では、鼻水や咳といった初期症状で改善されなかった場合、次に感じるのは大抵、悪寒です。
悪寒というのはつまり、寒気を感じるということですね。
秋冬という季節に、普段よく感じる「冷えるな〜」という寒さとは違い、身震いするような妙な寒気を感じるようになります。

これは、ウイルスが粘膜部分にとどまらず、身体中に回り始めた証拠であると考えられます。
身体の節々が痛み始めることもあります。
このような症状は、身体の中にある防御機能である白血球がウイルスと戦っている証拠です。

さらに、これらの症状と共に徐々に熱が上がり、発熱、という状態になります。
発熱はヒスタミンと共に「サイトカイン」と言われる発熱物質が分泌されるために起こる症状です。

基本的には、病院に行く目安としては39度以上の熱が出ているような場合や、咳の症状が激しい場合などが挙げられます。

発熱後には、初期症状では乾いた咳だったものが、湿った咳に変化してしばらく続くことがあります。
これは湿った咳が風邪のウイルスの死骸や痰を身体の外に排出しようとしていることによる症状なので、それほど心配する必要はありません。 ですが、あまりにも症状がひどい場合や、なかなか止まらない場合には受診してください。

風邪の症状の順番☆悪化すると?

風邪の症状の順番では、発熱後に治癒していくのが一般的ですが、そうはいかないケースもあります。
身体の抵抗力が弱っている時や、風邪をひいているのに無理をしてしまった時などには、さらなる悪化を招く恐れがあるので注意が必要です。

悪化した例としては、肺炎などが挙げられます。
また、発熱している時に水分をしっかり摂取しなければ、脱水症状をひきおこすこともあります。
中には、風邪で抵抗力が弱っている時に何らかの病気にかかり、合併症を引き起こすようなこともあるので注意が必要です。

これらのことをよく念頭に置き、「たかが風邪」と軽視せずに、かかったら初期症状の頃から、改善するためにしっかり対策をとっておくことが大切ですね。 風邪をひいたら無理をせずに、きちんと休養と栄養を取り、しっかり身体の声に耳を傾けるようにしましょう。

まとめ

風邪の症状の順番は、大抵、咳や鼻水から始まって発熱、治癒という形になっています。
ですが、どんなウイルスに感染しているのか、また身体の状態はどうなのかなど、様々な条件により順番が変わってくることもあります。 少しでも身体に異変を感じたら、「風邪の引き始めかもしれない」と考え、いつもよりも慎重に、身体を労わってあげましょう。

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