ノロウイルスの症状☆幼児の場合はどんな特徴や大人との違いがある?

特に冬に猛威を振るう食中毒の1つ、ノロウイルス。
この症状を感じた時には、できるだけ早く気づき、対策をしていかなければ、感染を広げてしまうことになりかねません。
ただ、幼児の場合は周囲の大人が気付いてあげなければ分かりにくいので、対策も大変ですよね。

そこで、そんなノロウイルスの症状、幼児の場合で注意すべき特徴など、早期に発見するためのポイントを紹介していきます。

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ノロウイルスの症状☆幼児は嘔吐に注意!

ノロウイルスの症状で幼児に特に大きく現れるのは、嘔吐です。
ノロウイルスが流行する時期に、幼児が激しい嘔吐をし始めたら、この病気に感染したことを疑い、対策していくことが大切です。

一般的な風邪、嘔吐下痢症といった病気でも嘔吐をすることはありますが、特にノロウイルスの場合は、嘔吐が激しく、回数が多いのが大きな特徴です。 まだ小さな幼児の場合、大人のように「喉が渇いた」など訴えることができないケースもあり、激しい嘔吐により脱水症状を起こす危険もあります。

脱水症状は危険なので、できるだけ早く病院を受診して対策してあげましょう。
そして、水分補給をこまめに行ってあげることも忘れないでください。
症状が激しい時には、水分すらも吐き戻してしまうことがあります。
1度に大量に飲ませるのではなく、少しずつを小分けにして飲ませてあげることが大切です。

それでも水分も受け付けない場合は、特に注意が必要です。
早急に病院を受診して治療を受けましょう。

ノロウイルスの症状☆幼児は下痢や腹痛も!

ノロウイルスの症状で幼児に起こるものとして、他には下痢や腹痛なども挙げられます。
これらの症状も大人にも発症しますよね。
下痢はおむつの中の便をチェックしたり、トイレで見てみると分かりやすい症状ですが、腹痛というのは、言葉がまだ話せない幼児の場合は気付くのが難しいですよね。

そこでチェックしてあげたいのが、幼児の機嫌です。
腹痛があれば、不機嫌になってぐずぐずしたり、元気がなくなったりします。
機嫌が良くなくて、便がゆるく、何度か吐いているような時には、ノロウイルスの初期症状かもしれません。
外出は控えて、家で安静にしてあげましょう。

さらに、熱が出ることも多いので気になる症状がある場合には、熱を測ってみても良いでしょう。
高熱になるケースは少なく、大体37〜38度程度になることが多いですね。
幼児の場合は平熱が高めなので、もう少し高い熱が出ることもあります。

様子をよく観察して、普段と違うなと感じたら、無理はさせずに安静を心がけてあげるようにしましょう。
嘔吐や下痢といった症状がある場合は、食事も無理に食べさせる必要はありません。
とにかく水分をしっかり与えることを中心に考え、食事は食べられる時に、消化の良いものを少しだけという感覚で与えていきましょう。

ノロウイルスの症状☆幼児の大人との違い

ノロウイルスの症状は幼児でも大人でも、激しい嘔吐と下痢が中心になっています。
ですが、幼児と大人とで多少の違いがありますので、ここもチェックしておきたいポイントですね。

大人の場合、下痢が激しくなる傾向があるのですが、幼児の場合はどちらかと言うと、嘔吐の症状がメインで発生するケースが多くなっています。 また、特に1歳以下の子供の場合は、症状が進行しやすいので、しっかりと水分を与えて対策してあげることが大切です。

このような違いはありますが、基本的には大人も子供も、特効薬がなく水分補給と安静を中心にした治療法しかないのは同じです。
そして「大人だからかかりにくい」というものでもなく、大人にも子供にも強い感染力を持つ感染症でもあります。

幼児がかかってしまった場合、しっかり塩素系漂白剤などを用いて消毒したり、手袋やマスクで対策していかないと、保護者までかかってしまう恐れがあるので要注意です。 幼児は保育園などで感染症をもらってくるリスクも高いので、そんな時には徹底的に対策して、感染を防いでいきましょう。

まとめ

ノロウイルスの症状は幼児も大人も同様につらいものです。
嘔吐や下痢の症状が見られる場合は、とにかく早期に対策して、症状を悪化させてしまわないように気を付けましょう。
幼児の場合は大人のように衛生面に注意することが難しいので、感染を広げてしまいやすいという特徴もあります。
周囲の大人が徹底した対策をすることで、感染の拡大を抑えたいですね。

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